プレスリリース配信元:カツデン
「コストパフォーマンス重視の施主」と「全体を見渡すプロ」。こだわりのすれ違いから紐解く、後悔しない家づくりの秘訣
カツデン株式会社(本社所在地:東京都台東区、代表取締役:坂田 清茂)は、1.住宅設計者/2.直近5年以内に注文住宅を建てた方を対象に「住宅のプロと施主に聞く家の質と満足度」に関する意識調査を実施しました。
マイホーム計画は、理想と予算のせめぎ合いです。
「限られた予算の中で、どこにお金をかけ、どこを削るか」は家づくりの最大の悩みどころと言えます。
昨今はSNS等で家づくりの情報を手軽に得られるようになり、施主自身の知識も豊富になりました。
しかし、SNS等で得た部分的な情報から「目先のコストパフォーマンス」や「機能性」ばかりを重視し、家づくりのプロである住宅設計者の最適な提案に耳を傾けずに進めてしまうと、住み始めてから「空間の見栄え」に後悔するだけでなく、全体の調和が崩れ、将来的な家の「資産価値」にまで影響を及ぼすこともあるでしょう。
そこで今回、カツデン株式会社(https://kdat.jp/)は、1.住宅設計者/2.直近5年以内に注文住宅を建てた方を対象に「住宅のプロと施主に聞く家の質と満足度」に関する意識調査を実施しました。
家づくりのプロである住宅設計者と施主の双方の視点から、予算配分のギャップや、家の完成度を大きく左右するポイントを探ります。
調査概要:「住宅のプロと施主に聞く家の質と満足度」に関する意識調査
【調査期間】2026年2月25日(水)~2026年2月27日(金)
【調査方法】PRIZMA(https://www.prizma-link.com/press)によるインターネット調査
【調査人数】1,008人(1.504人/2.504人)
【調査対象】調査回答時に1.住宅設計者/2.直近5年以内に注文住宅を建てたと回答したモニター
【調査元】カツデン株式会社(https://kdat.jp/)
【モニター提供元】サクリサ
予算の壁と向き合う住宅設計者たち。8割以上が「自身の美意識」を妥協している現実
まずは住宅のプロである住宅設計者に、過去の提案における妥協点についてうかがいました。

「過去の住宅設計において、本来は別の仕様を提案したかったが、予算や施主の意向により妥協せざるを得なかった場所」について尋ねたところ、『ドア(28.4%)』『床材(26.4%)』『キッチン(26.2%)』が挙がり、さらに『階段(25.6%)』も僅差で続く結果となりました。
ドアや床材、キッチンなど、生活に直結し面積が大きい部分だけでなく、階段のように空間全体の印象を大きく左右する設備においても妥協が生じやすいことがうかがえます。
これらは単価が高くなりやすいためコストダウンの対象にもなりやすい設備です。
住宅設計者が本来提案したいデザインや機能性の高い仕様と、施主の想定する予算との間に、最もギャップが生まれやすい場所であると考えられます。
では、提案が通らない背景にはどのような要因があるのでしょうか。

「施主への提案時、『これ以上説明しても要望が通らない(理解を得られない)』と諦めを感じてしまう場面」について尋ねたところ、『見積り金額を提示したとき(33.1%)』と回答した方が最も多く、『図面(プラン)を提示したとき(26.0%)』『強度や安全性について説明したとき(17.7%)』と続きました。
3割以上の住宅設計者が、金額の壁を前に提案を諦めている状況が明らかになりました。
優れたデザインや機能性であっても、予算という現実的な制約を前にすると、施主の理解を得ることが難しくなる傾向が見られます。
空間の質やデザインの意図よりも、最終的なコストが決定要因になりやすいシビアな実態が浮き彫りとなりました。
このようにシビアな予算の壁がある中で、住む人の暮らしを想うからこその「プロとしての美意識」があっても、他の仕様・設備を採用せざるを得ないケースはあるのでしょうか。

「これまでに、ご自身の美意識とは異なるものの、採用せざるを得なかった仕様・設備はあるか」について尋ねたところ、8割以上の住宅設計者が『何度もある(30.2%)』『たまにある(53.8%)』と回答しました。
プロとして空間に対するこだわりや、「実際にそこに長く住まう人の心地よさ」を考え抜いた理想の提案を持ちつつも、実際の家づくりにおいては、施主の要望や予算に合わせて柔軟に対応、あるいは譲歩せざるを得ないジレンマを常に抱えていることがうかがえます。
次に、前問で『何度もある』『たまにある』と回答した方に、「ご自身の美意識とは異なるものの、最終的に異なる仕様を採用せざるを得なかった主な理由」について尋ねたところ、『施主の予算意識(コストパフォーマンス重視)(42.3%)』と回答した方が最も多く、『自社またはメーカーの標準仕様だったため(24.1%)』『メンテナンスや安全性への懸念(クレームリスク回避)(22.9%)』と続きました。
施主の予算意識が最も大きな要因となっていることが浮き彫りとなりました。
また、メーカーの標準仕様や安全性への懸念といった、クレームリスク回避や規定による制約にも一定数回答が集まりました。
プロ目線での美しさや空間の質の追求よりも、実用性やコストを優先する施主側の意向が強く反映されていると考えられます。
では、さまざまな妥協がある中で、住宅設計者が「ここはこだわるべき」と考えるポイントはどこなのでしょうか。

「他の住宅設計者の住宅を見て、『自分だったら、ここはコストダウンせず、もっと良いものを採用するな』と感じることが多い場所」について尋ねたところ、『床材(31.4%)』と回答した方が最も多く、『ドア(25.0%)』『キッチン(25.0%)』『照明(23.6%)』が上位に挙がりました。
その他、『浴室』『手すり』『クロス』『階段』の回答も一定数見られ、はじめの設問で「妥協せざるを得なかった場所」として上位に挙がった項目とほぼ一致し、プロは「コストをかけてでも質を担保すべき」と考えていることがわかります。
施主が予算調整で削りがちな場所こそが、実は家全体の完成度や上質さを大きく左右していると言えるでしょう。
コストパフォーマンス重視の施主たち。しかし「招いた客に見せられない場所」第1位は…?
ここからは、実際に注文住宅を建てた施主の意識を見ていきましょう。

「新築時、ご自身の住まいに人を招いた際、あえて案内しなかった、または説明を省略した場所(自信がない場所・こだわらなかった場所)」について尋ねたところ、『特にない』を除いた1位は『階段(21.0%)』で、『玄関(14.3%)』『リビング(14.3%)』『ダイニング(10.3%)』と続きました。
2位以下を引き離し、2割以上の施主が「階段」と回答しました。
住宅設計者への設問で、「本来提案したかったが予算等で妥協せざるを得なかった場所」として「階段」も上位に挙がっていましたが、まさにプロの懸念が的中していると言えます。施主がコストダウンのためにプロの提案を削ってしまった結果、空間の中で大きな存在感があるにもかかわらず、自信が持てない場所になってしまっている実態が見て取れます。
次に、「もし、もう一度注文住宅を建てるとしたら、必ず仕様・設備を変更したいと思う場所」について尋ねたところ、『リビング(33.7%)』と回答した方が最も多く、『キッチン(24.8%)』『ダイニング(24.2%)』と続きました。
日常生活の中心となるリビングやキッチン、ダイニングに変更を望む声が多く集まりました。

続いて、前問で『特にない』以外を回答した方に、「その場所を変更したいと思う理由」について尋ねたところ、『実際に生活してみたら、使い勝手や生活動線が悪かったから(35.5%)』と回答した方が最も多く、『予算が厳しくなり、デザインやグレードを妥協してしまったから(29.1%)』『他の家やSNSを見て、もっとおしゃれにできると気づいたから(25.2%)』と続きました。
3割以上が「使い勝手や生活動線が悪かった」と回答し、設計図面上では問題ないと思っても、実際の使い勝手との間にギャップが生じていることが浮き彫りとなりました。
これには「階段の配置」も少なからず影響していると推測されます。
たとえば、予算やスペースの都合で階段をリビング内に配置(リビング階段)しなかったことで、結果として家族の生活動線がうまく集約できず、日々の移動やコミュニケーションに不便を感じているケースも含まれているのではないでしょうか。
また、予算の都合による妥協や、入居後にSNSなどで他の家の事例を見て後悔するケースも目立ちます。
家づくりにおいてコストと機能性の両立は重要ですが、そこに偏りすぎてデザイン性(見栄え)を後回しにした結果、かえって長期的な満足度を下げてしまう実態が見て取れます。
では、限られた予算の中で、施主はデザインと利便性のどちらを優先する傾向があるのでしょうか。

「住宅価格が同じであれば、どちらの家を選ぶか」について尋ねたところ、8割以上の方が『キッチン・風呂・トイレに強いこだわりがある家(82.5%)』と回答しました。
圧倒的多数の施主が、空間のアクセントとなる階段や手すりのデザインよりも、水回りの利便性や設備グレードを優先しています。
先ほどの設問で住宅設計者が「施主のコストパフォーマンス重視によって美意識を妥協している」と回答した背景には、こうした施主側の機能性や水回りへの強いこだわりがあることが読み取れます。
空間全体のバランスを重視するプロと、特定の機能や設備に目を奪われがちな施主との間のギャップが明確に示されました。
では、他の人の家を訪れた際、施主はどのようなポイントを評価しているのでしょうか。
「初めて訪れた家で、『この家は設計が素晴らしい』『こだわりがある』と感じるのは、どの部分を見たときか」と尋ねたところ、『間取りの工夫や合理性(54.2%)』と回答した方が最も多く、『リビング(47.0%)』『外観(35.3%)』と続きました。
空間の繋がりや生活動線といった「間取り全体の工夫」や、家の第一印象を決める「リビング」に質の高さを感じる方が半数を超えています。
しかし、その素晴らしいリビングや空間の雰囲気を根本から支えているのは、住宅設計者が「コストダウンすべきではない」と考えている床材やドア、そして階段といったインテリア要素です。
昨今はSNS等で簡単に家づくりの情報を得られるため、特定の合理性や快適性を重視してしまいがちです。
しかし、部分的な要望ばかりを優先して素人判断で過度にコストカットや指定を行うと、実際に住む人や土地の特性・ライフスタイル、家全体の調和から逸脱してしまうリスクがあります。
機能性を求めるだけでなく、空間全体を見渡す「プロの住宅設計者」の意見にもう一歩耳を傾けてみることが、数年後に後悔しない、理想の住まいづくりを成功させる秘訣と言えそうです。
まとめ:理想の住まいは「機能と美しさ」のバランスから。プロと創る後悔のない家づくり
今回の調査を通じて、住宅設計者と施主の間に横たわる「予算配分と優先順位のギャップ」が浮き彫りとなりました。
8割以上の住宅設計者が「プロとしての美意識(=住む人を想う提案)」を妥協した経験を持ち、その最大の理由が「施主の予算意識(コストパフォーマンス重視)」であることがわかりました。
一方の施主側は、8割以上が「水回りの利便性」を優先する傾向にあり、階段や床材といったインテリア要素をコストダウンの対象にしがちです。
しかし、そのように特定の機能性や目先のコストを優先した結果、入居後に「使い勝手や生活動線が悪かったから」「デザインや見栄えを妥協した」「もっとおしゃれにできた」と後悔するケースが多く発生し、実際に、新築時にあえて案内しなかった(自信がない)場所の第1位は「階段」となりました。
SNS等で家づくりの情報が手軽に手に入る現代では、魅力的な機能や設備ばかりを切り取ってツギハギして取り入れてしまいがちです。
しかし、家は空間全体の調和があってこそ、長期的な心地よさや資産価値が生まれます。
住宅設計者の提案には、単なる見た目のデザインだけでなく、土地の特性や住む人の将来の暮らしを総合的に見渡した意図が込められています。
部分的な合理性にとらわれすぎず、機能と美しさのバランスを取りながら、空間全体を見据える「プロの視点」をうまく取り入れていくことが、数年後も誇りを持てる理想の住まいを叶える近道と言えるのではないでしょうか。
■本プレス記事・データの引用転載について
当記事のデータやグラフをご利用いただく際は、出典元の記載をお願いしております。
以下の記載例を参考に、リンクのご提示をお願いいたします。
【出典元URL】
https://kdat.jp/blog/column/budget_-investigation/
https://kdat.jp/blog/column/compromise_investigation/
【記載例】
・「カツデン株式会社調べ」
・「カツデン株式会社が実施した『住宅のプロと施主に聞く家の質と満足度』に関する調査によると…」
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https://kdat.jp/products/staircase/modelia/
カツデンの階段製品の詳細はこちら
【会社概要】
<本社>
TEL:03-5812-2291(代表)
03-5812-2295(階段)
FAX:03-5812-2297
<概要>
設立:2003年2月(カツデン株式会社より分社)
代表取締役:坂田 清茂
資本金:7,000万円
社員:204名※2025年4月現在
年商:42.2億円(2025年5月期)
<事業内容>
・住宅用階段、らせん階段の製造及び販売
・住宅関連製品の製造及び販売
・サイクルスタンド、車止め及び関連商品の製造及び販売
・薪ストーブの製造
■カツデン株式会社:https://kdat.jp/
■お問い合わせ:https://kdat.jp/contact/
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