一般照明用の蛍光ランプの製造・輸出入が2027年末までに終了するのを控えてLED照明への移行が進むなか、NITE=製品評価技術基盤機構は26日、古い蛍光灯器具で火災事故が起きているとして、注意喚起を行った。
NITEによると、2016年から2025年までの10年間に報告のあった「蛍光灯器具」の事故は205件。
使用年数を推定できた133件のうち、使用が10年を超えていたケースは約9割だった。
蛍光灯をLED照明に変更する方法は2つあり、1つは「蛍光灯器具ごとLED照明へ交換する」方法で、もう1つは「ランプだけをLEDランプに交換する」方法だ。
後者では、古い蛍光灯器具を使い続けるために内部の電気部品が劣化し、発煙・発火につながるおそれがあるという。特に器具の使用年数が10年を超えている場合は「器具ごとLED照明に交換する」ことを検討するよう呼びかけている。
2018年2月には、30年以上使用され劣化した蛍光灯器具の安定器を取り外す事無く、LEDランプを取り付けて使用していたところ、火災が発生した事例なども発生している。
NITEは「劣化した蛍光灯器具による事故」を防ぐポイントとして、以下をあげている。
①蛍光灯器具等の照明器具は「電気製品」で、寿命(耐用年限)があることを理解する。蛍光灯器具は、単なる「ランプの取付け台」ではなく、安定器や内部配線などの電気部品を内蔵した「電気製品」だ。外観に異常が見られなくても内部では劣化が進行している場合がある。
②器具の使用年数が10年を超えている場合は「器具ごとLED照明への交換」を検討する。
③異常がある場合は、すぐに使用を中止する。点灯時に「ちらつく」、「異音がする」、「焦げたにおいがする」などの異常を放置すると、発煙・発火につながるおそれがある。異常が認められた際は、直ちに電源を切って、使用を中止する。