福島県会津若松市の「庄助の宿 瀧の湯」。
絶景を望む源泉かけ流し風呂を備え、4月1日から始まる春の大型観光キャンペーン「ふくしまデスティネーションキャンペーン」にも大きな期待を寄せている。
しかし、頭を悩ませるのがガソリン価格だ。
宿泊客の9割以上が車で訪れるため、「旅行控え」が起こることを心配していた。
会長の齊藤純一さんは「やはり高騰すると、旅行の予算を今までより少なめにしたり、回数を減らしたりすることもあるのでは」と語る。

同時に経営を圧迫する恐れがあるのが、運営コストの上昇だ。
施設内の空調や照明、シーツのクリーニングなどサービスの維持に現在月1000万円以上がかかっているが、原油価格が上がり続けることで、さまざまなコストの上昇する恐れもある。
齊藤さんは「石油製品まで考えると、食材からクリーニングまですべてが高騰するという部分が一番恐れている」と話す。

懸念は尽きないものの、現時点で宿泊料金への価格転嫁は予定していないという。
「旅館には“心のリフレッシュ”においでになるので、そういうことも忘れて楽しんでもらうような、おもてなしにしたい」と齊藤さんは話した。

原油価格の高騰という不安材料を抱えたまま春の観光シーズンを迎える。

福島テレビ
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