アメリカ・ニューヨークのラガーディア空港で22日、着陸した旅客機と滑走路を横切った消防車両が衝突し、機長と副操縦士が死亡、乗客ら40人以上が重軽傷を負った。
管制官が旅客機と消防車両の双方に同じ滑走路への許可を出していたことが判明していて、国家運輸安全委員会が事故原因を調査している。
ニューヨークの空港で衝突事故…日本人観光客にも影響
多くの人が利用するアメリカ・ニューヨークの空港で22日夜、旅客機と消防車両の衝突事故が発生した。
現地当局はボイスレコーダーなどを回収し、事故原因を調べている。

取材班:
事故から一夜が明けました。現在も滑走路は閉鎖されたままです。機体の前方を見ると、大破しているのがわかります。また、衝突した車両は横転したままです。
事故が起きたのは、ニューヨークのラガーディア空港。
衝突により旅客機の機長と副操縦士が死亡し、乗客ら40人以上が重軽傷を負った。

事故の影響は、日本人旅行客にも及んでいる。
日本人旅行客:
ニュースを見て(事故を)知って、それで「帰れない」と。
この日本人旅行客は、カナダのトロント経由で帰国する予定だったが、翌日のフライトに振り替えられたという。
日本人旅行客:
ツアーだから添乗員さんが手続きをしてくれて、振替便が確保できた。
管制官が二重許可か…事故原因の調査へ
事故はなぜ起きたのか。

衝突の瞬間をとらえた映像には、着陸したばかりの旅客機が滑走路を直進し、その先では空港の消防車両が横切る形で同じ滑走路へ進入した。
旅客機と消防車両は、この後衝突した。

現地では、当時の管制官が滑走路への進入を許可した消防車両に対し、停止を求める音声が公開された。
管制官:
そこで停止してください。止まれ、止まれ、止まれ、止まれ。消防車両止まれ!

この事故をめぐっては、管制官が旅客機に着陸許可を出した一方で、別の航空機に対する緊急対応で移動していた消防車両に対しても、同じ滑走路への進入許可を出していたことがわかっている。
公開された音声記録には、管制官が別の旅客機とやり取りする中で、「失敗した」と話す内容も含まれていた。

別の旅客機:
見ていてつらかったよ。
管制官:
ああ、その時にいたよ。スタッフに連絡を取ろうとしていて、別の緊急事態に対応していた。失敗した。
別の旅客機:
いや、精いっぱいやったよ。
この“失敗した”発言が具体的にどの行動を指すのかは明らかになっていないが、アメリカのNTSB(国家運輸安全委員会)はボイスレコーダーなどを回収し、事故原因の調査にあたっている。
現地当局は、事故発生当時の管制塔の人員体制などについてもくわしく調べる方針としている。
(「イット!」3月24日放送より)
