奈良公園のシカ問題対応で奈良県が導入したナビダイヤルの通話料が10月から値上げされ、
携帯電話からの料金は1分44円となる。理由は「物価上昇」や「人件費高騰」とされる。
一方、行政窓口の有料化に対し、県民からは賛否の声が上がっている。
シカ問題「ナビダイヤル」が値上げへ
奈良公園のシカ問題を巡り、電話が殺到したことを受け、県が導入したのがナビダイヤルだ。

そのナビダイヤルの通話料が10月から値上げされることになった。

ナビダイヤルは、0570から始まる電話受け付けサービスで、利用中にかかる通話料は発信者の負担となっている。
携帯電話からの場合、20秒につき11円だった通話料が10月からは30秒で22円になり、1分だと33円から44円に値上げされる。

サービスを提供するNTTドコモビジネスは、値上げの理由として「物価上昇」や「人件費高騰」を挙げている。
奈良県では、シカ問題を巡り電話が集中し業務に支障も出たため、ナビダイヤルを2025年12月から導入した。

奈良県の奈良公園室担当者は「一部ですごく長時間にわたる電話や、職員に対しきつい言葉を言われるような電話もありまして…」と話す。
「かけにくくなる」自治体導入に賛否の声
通話料が“発信者負担”となるナビダイヤルを自治体が導入することについて、街で聞いてみると、「区役所などの問い合わせをナビダイヤル(有料)にするのは全くおかしい」「お金かかるのはちょっと高齢者とか、色々問い合わせ事項で役所に(電話をかける)となると負担が出てくるから、(値段を気にして)かけにくくなると思う」といった声が聞かれた一方で、「電話(ナビダイヤル)にしないといけない理由があればそれはそれでいい。明確な理由があれば理解されるのではないか」と、賛否の声が上がっている。

賛否が分かれる自治体でのナビダイヤル導入。
奈良県は「導入後、効率的に対応できている」としている。
(「イット!」3月24日放送より)
