中道改革連合の小川代表は20日、香川県・高松市内で演説し、日米首脳会談の受け止めとして「評価できる点を3つ。心配な点を2つ申し上げたい」と切りだした上で、「穏やかな会談、環境エネルギー確保に向けた道筋(の議論)そして、自衛隊について簡単には(艦船を)出せませんとはっきり言ったとすれば、大いに評価すべきだ。心配な点は、ドナルド、あなたが平和の守り神だ”というような言い方は、日本国民の感覚とはずれている。成果を強調されたが、詳細がわからない」などと指摘した。

小川氏は、「評価できる点を3つ」だとして、「第一に、よくこの難しい環境下で、穏やかな首脳会談の環境を崩さずに会談をやりきったこと。率直に敬意を表し評価をしたい。第二に、石油をはじめとしたエネルギーの安定供給に向けて、中東に依存しすぎている。供給先を多角化していかなければなりません。アラスカの石油を含めて、開発・供給を多角化していこうと、問題意識を共有できたこと。第三に、トランプさんから、直ちにホルムズ海峡へ日本の自衛隊を出せと強く言われてくることを一番心配していた。国内法に制約があることをきちんと伝えて、言いなりにならないようにしてくださいとお願いしてきたが、高市さんは、きちんと伝える努力をしましたとおっしゃっていた。この3つは大いに評価すべきだと、率直に感じている」と述べた。

一方で、小川氏は、首脳会談の冒頭で、高市首相が、アメリカのトランプ大統領に対して、「世界の平和に貢献できる、世界中に平和と繁栄をもたらせるのはドナルドだけだ」の述べた点について、「その発言を、その通りだと思っている日本国民は、あまりいないのでは無いか。むしろ、この度の先制攻撃の法的評価が曖昧になっているから、そのような発言につながるわけだ。同盟関係があるから、政府間で物言いを気をつけるべきだとは理解するが、国会内には、『アメリカの自衛権の行使に当たるのか』、『むしろ違法な先制攻撃なのではないか』という声が多数ある。そして、日本国民の多くが、そう感じていることを反映している。単純に、ドナルド、あなたが平和の守り神だというような言い方は大きく日本国民の感覚とはずれている」と指摘した。

また、「いろいろと(首脳会談の)成果を強調され、その部分が真実だろうという前提で評価をしたいとは言ったが、詳細がわからない。ぜひ帰国したら、野党を含めた国会議員の国民の思いを背にした質問に具体的に答えていただき、説明責任を果たしていただきたい」と述べて、高市首相に対して、会談の内容を直接、質す姿勢を強調した。
(フジテレビ政治部)

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