イラン情勢の悪化で原油価格が急騰し、長野市のガソリンスタンドでは3月12日朝、大幅に値上げし、レギュラーの店頭表示価格が200円となったところもあった。利用客からは「こんなに上がると思わなくて」「これからどうなるのか」など悲鳴の声が聞かれた。
長い列 値上げ前に「駆け込み給油」
11日夜の長野市内のガソリンスタンド。給油を待つ長い列ができていた。
(記者リポート)
「ガソリンスタンドの前に給油待ちの車の列ができています」
別のスタンドでも。値上げ前の「駆け込み給油」だ。
イラン情勢の悪化で石油輸送の要衝であるホルムズ海峡が事実上の封鎖となり、元売各社は12日から卸値を25円ほど上げた。
12日朝、市内を回ってみると―。
(記者リポート)
「こちらのスタンドはレギュラーで200円を表示しています」
表示価格は190円台後半や200円台のところも。早速、値上げをしたスタンドが多いようだ。
一夜で26円値上げ「200円」に
長野市内のスタンドでは3月11日はレギュラー1リットルあたり174円だったが、12日は200円に。1夜で26円も値上がりした。
値上げの影響か、12日の客足は少なかった。
渡辺商事・長野北セルフSS・清水剛史所長:
「ここまでの値上げ幅はあまりないこと。私も初めての状況。ここまで高値になると客の“買い控え”になるか、店も売り上げが落ち込むかなと」
「これからどうなるのか心配」
給油に訪れた人は―。
市内から:
「きのう(駆け込みで)来たかったけど時間がなくて来られなくて。こんなに上がると思わなくてびっくり」
市内から:
「これからどうなるのか心配。もう上がらないでほしい」
高市総理は11日夜、「石油の備蓄を16日にも放出する」としたほか、19日から政府の補助金も再開し「全国平均で1リットル当たり170円程度に抑える」としている。
政府の補助金などが店頭価格に反映されるには1週間から2週間程度かかる見通しだ。
