広島市の名勝「縮景園」で春の訪れを告げる風物詩のひとつ、松の木の「こも外し」が行われました。
広島市中区の縮景園にはおよそ370本の松の木が植えられていて、冬の寒さや霜焼けなどを防ぐために、わらでできた「こも」を毎年巻いています。
朝の肌寒さが残る中、庭師が松の木に巻かれた「こも」を手際よく外していくと、幹の表情が現れ、庭園の景色もどこか軽やかに…。
「こも外し」は、春の陽気に誘われて冬眠を終えた虫たちが現れ始める時期とされる二十四節気のひとつ「啓蟄」にあわせて行われているものです。
【庭師・高森俊正さん】
「だいぶ暖かくなって春を感じるようになった。暖かい春を楽しんでもらえたら」
寒さの中で静かに春を待っていた庭園では、「こも外し」をきっかけに少しずつ季節が進んでいきます。