いよいよプロ野球が開幕する3月。推しの球団の活躍が気になって仕方がない季節がやってきた。 開幕を目前に控えた高知県・春野総合運動公園での埼玉西武ライオンズの春季キャンプに、とびきり熱心な小さなファンがいた。
彼の名前は竹内詠統(えいと)くん、なんと小学1年生。約1ヶ月間行われた二軍・三軍キャンプに、1日も欠かさず足を運んだというのだから驚きだ。
球団関係者じゃないの!? オープン戦を自発的にPR
「オープン戦のチケット売ってます! 買ってください!」
自作のチラシを手に、週末に控えるオープン戦の告知を元気に行う詠統くん。一生懸命なその姿はまるで小さな球団広報マンのようだが、もちろんチームの関係者ではない。
選手のサインで埋め尽くされたキャップをかぶり、毎朝7時前には球場にスタンバイ。「グッモーニング!」と、球場入りする選手たちへ元気に挨拶するのが彼の日課だ。
夢は「野球アナリスト」! 選手との交流もプロ顔負け
選手だけでなく、コーチやスタッフの名前まで全て暗記しているという。詠統くんにとって、選手をはじめとするチーム関係者と野球の話をすることが、キャンプでの一番の楽しみ。 中でも大の仲良しなのが、明徳義塾高校出身の岸潤一郎選手だ。
そんな詠統くん、ウォーミングアップ中にはゲーム機で野球ゲームに夢中になっている。しかし、ただ遊んでいるわけではない。「アナリストになるため」と語る彼の瞳は真剣そのものだ。
データを駆使してチームを勝利に導く「野球アナリスト」になり、大好きなライオンズを強くするのが彼の将来の夢なのだ。そのため、空き時間には「誰からサインをもらったか」が一目でわかるリストの確認作業も怠らない。
この日は、かつてライオンズで活躍したレジェンド、潮崎哲也シニアアドバイザーからもサインをゲット。「パワプロで使ってます!」と物怖じせずに話しかけ、ご満悦の表情を浮かべていた。
お父さん譲りのライオンズ愛! 0歳からの英才教育
そもそも、どうしてここまでライオンズが好きになったのだろうか。 その秘密は、同じくライオンズファンであるお父さんの康祐さんにあった。
詠統くんが初めてライオンズの試合を観戦したのは、なんと0歳の時。そのDNAには、強烈なライオンズ愛がしっかりと組み込まれている。「僕が結婚して、その人がどんどんつながっていくんじゃないかな」と、未来の家族への愛の継承まで語ってくれた。
ルーキー川田選手からのサプライズプレゼント!
キャンプの終盤、詠統くんイチオシのルーキー・川田悠慎選手の姿を見つけると、一目散に駆け寄る。「セーフティバントの構え、良かった!」と的確に褒めたり、「どうやったら足速くなれる?」と質問したりと、ここでもアナリスト気質を発揮。
和やかに言葉を交わす2人だが、別れ際に川田選手から思わぬサプライズが待っていた。なんと、川田選手自身が使っているバットをプレゼントされたのだ。
「え? え? これ? いいの?」と、驚きと嬉しさで言葉が出ない詠統くん。毎日ひたむきに選手を応援し続けた、彼だけの特別なご褒美となった。
3月7日・8日に高知・春野球場で行われるオープン戦。詠統くんの熱い応援に応え、ライオンズの選手たちがどんなプレーを見せてくれるのか、今から楽しみでならない。