あす3月5日の福島県内は、台風並みの暴風に厳重な警戒が必要です。交通機関に大きな影響が出るおそれがあるほか、停電や看板の落下なども懸念されます。また、雨上がりで気温が上がるため、花粉の大量飛散にも注意が必要です。
■春に風が強くなるワケ
福島テレビ・斎藤恭紀気象予報士によると、福島県では3月が最も風が強い月だということです。春は、暖かい空気と冬の名残の冷たい空気がぶつかり合うことで低気圧が発達しやすく、「春一番」に代表されるような強い風が吹きます。
特に注意が必要なのが、発達した低気圧が東の海上へ抜けた後に吹く「おろし風」です。春は空気が乾燥しているため、山を越えた冷たく重い空気が、山の斜面を一気に吹き降り、麓に突風をもたらします。
去年3月26日にも同様のメカニズムで暴風が発生し、郡山市で看板が損壊したり、トタン屋根が飛ばされたりする被害が出ました。この日は東北新幹線が約9時間運転を見合わせたほか、転倒などで少なくとも15人がけがをしました。
斎藤さんによると、あすの風はこれを上回る危険性があるといいます。突風の目安となる上空3000mの下降気流の強さは、警報クラスとされる80ヘクトパスカルを大きく上回り、去年の99ヘクトパスカルに対し、あすは110ヘクトパスカルと予想されています。
■5日の天気について
【会津地方】
あすは西風が非常に強く、特に磐越道沿いで風が吹き荒れそうです。磐越西線のダイヤが乱れるおそれがあります。
【中通り北部】
在来線が止まる可能性があり、面接試験などで外出する受験生は交通情報に注意が必要です。
【中通り中部】
郡山でも瞬間的に30m前後の風が予想されます。停電に備え、ランタンの準備や携帯電話の充電などを済ませておくと安心です。
【中通り南部】
白河から那須にかけて特に風が強まる見込みです。東北新幹線は風速が30mを超えると運転を見合わせる可能性があるため、注意が必要です。
【浜通り】
海は大荒れとなり、漁に出ることはできない見込みです。
また、あすは花粉の大量飛散にも警戒が必要です。
・気温10度以上
・強風
・雨上がり
・日照たっぷり
という条件がそろうため、斎藤さんは「花粉大量飛散のXデー」になるとして、万全の対策を呼びかけています。
※2026年3月4日放送の福島テレビ・テレポートプラスの天気コーナー「福テレ空ネット」からの抜粋記事。気象情報は放送時(午後6時半時点)のもの。最新の予報をご確認ください。