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プレスリリース配信元:株式会社ROUTE06

~「設計書や引き継ぎ資料の不足」による支障が多数~

AI要件定義「Acsim(アクシム)」を提供する株式会社ROUTE06(本社:東京都千代田区、代表取締役:遠藤 崇史、以下「ROUTE06」)は、基幹システムの企画・刷新に関与する部署の管理職およびSIer・ITベンダーで要件定義に関わる担当者を対象に「レガシーシステムの実態調査」を実施し、327名から回答を得ました。




【調査結果概要】
・事業会社の約9割がレガシーシステムを保有。大多数が刷新対象を抱えている実態
・設計書がすべて最新状態に更新されているのは4割未満
・レガシー言語で特定担当者への属人化傾向が顕著
・設計書未整備のリスク、1位「影響範囲が不明確」2位「障害発生時の対応遅延」3位「品質の担保」
・約8割が業務継承での支障経験あり。レガシー問題が事業継続リスクに直結
・レガシーシステムによって支障が生じる背景、トップは「設計書や引き継ぎ資料の不足」
・将来の不安要素、1位「全体像が見えない」2位「影響範囲を判断できない」3位「担当者の属人化」


【調査結果詳細】
◼️事業会社の約9割がレガシーシステムを保有。大多数が刷新対象を抱えている実態
自社にレガシーシステムが存在するか尋ねたところ、「レガシーシステムがある」が90.3%で、大多数の企業が刷新対象を抱えていることがわかりました(n=165/事業会社)。




◼️2割強がレガシーシステム刷新に「着手できていない」停滞層
自社のレガシーシステムの刷新状況を尋ねたところ、「着手している」が77.2%、「刷新したいが着手できていない」が21.5%で、必要性を認識しながらも動き出せていない企業が2割強存在することがわかりました(n=149/レガシーシステムがある事業会社)。




◼️設計書がすべて最新状態に更新されているのは4割未満
現行システムの設計書が最新の状態に更新されているか尋ねたところ、「すべて最新の状態」が事業会社では39.6%、SIerでは32.1%で、全面的に最新状態を維持できている企業は4割未満にとどまりました(n=149/レガシーシステムがある事業会社、n=162/SIer・ITベンダー)。




◼️設計書未整備の背景、事業会社は「レガシー言語負担」、SIerは「改修優先」が最多
設計書が十分に整備されていない要因を尋ねたところ、事業会社では「レガシー言語での設計書管理・更新が負担」が54.4%、SIerでは「改修・運用が優先され設計書更新の優先度が下がっている」が57.5%でそれぞれ最多となりました(n=90/設計書が不十分な事業会社、n=106/設計書が不十分な顧客を持つSIer・ITベンダー)。




◼️レガシー言語で特定担当者への属人化傾向が顕著
現行システムで使用されている言語を扱える担当者の状況について尋ねたところ、いずれの言語も3割以上の企業で特定の担当者に依存していることがわかりました。特に、特定の担当者への依存傾向が高いのが「Python」や「PL/I」で、ベンダー依存傾向が高いのが「RPG」や「Java」という結果になりました(n=327)。




◼️扱える言語の属人化理由、トップは「長年同じ担当者が対応」
扱える言語が特定の担当者に属人化している理由を尋ねたところ、「長年同じ担当者が保守・改修を対応してきた」が71.5%で最も多く、「レガシー言語を扱える人材が限られている」が53.4%、「設計書やドキュメント整備が不十分」が34.1%と続きました(n=249/使用言語が属人化している事業会社およびSIer・ITベンダー)。




◼️設計書未整備のリスク、1位「影響範囲が不明確」2位「障害発生時の対応遅延」3位「品質の担保」
設計書が整備されていない状態での改修・刷新・引き継ぎリスクを尋ねたところ、「改修や障害対応時の影響範囲が不明確」が62.4%で最も多く、「障害発生時の対応が遅れる」が57.6%、「品質を担保しづらい」が42.4%と続きました(n=165/事業会社)。




◼️8割が業務継承での支障経験あり。レガシー問題が事業継続リスクに直結
レガシーシステムにより業務引き継ぎやシステム継承に支障が生じたことがあるか尋ねたところ、事業会社では79.9%、SIerでは85.2%が「ある」と回答しました。レガシーシステムの存在が、事業継続におけるトラブルの引き金となっている現状がうかがえます(n=149/レガシーシステムがある事業会社、n=162/SIer・ITベンダー)。



<具体的な支障例/一部抜粋>
事業会社
- 開発を委託していた事業者が廃業してしまい、システム障害発生時の原因特定に非常に苦労した。
- 担当者が急に退職し、十分な引き継ぎができていなかったため、システムの仕様が分からず対応に時間がかかった。
- 設計書が存在しない機能があり、法令改正対応の際もソースコードを直接確認するしかなかった。
- 移行検討時に設計書が最新状態ではなく、結局設計資料を作り直す必要があった。
- 改修を行うたびに、影響範囲を事前に調査しないとリスクが判断できず、毎回大きな工数が発生している。


SIer・ITベンダー
- 長年特定の担当者のみで保守運用されており、その社員の退職後は誰も仕様を説明できない状態だった。
- 設計書が古く、どこまでが最新仕様なのか分からず、調査から始める必要があった。
- 深夜のトラブル発生時、設計書が古かったためリカバリ手順の策定に時間を要した。
- ドキュメントが更新されておらず、長年の改修によりブラックボックス状態になっていた。
- 担当者が長期休暇に入った際、十分な引き継ぎがされておらず、現状把握に苦労した。


◼️レガシーシステムによって支障が生じる背景、トップは「設計書や引き継ぎ資料の不足」
レガシーシステムにより支障が生じる背景を尋ねたところ、「設計書や引き継ぎ資料が不足している」が76.8%で最も多く、「システム構造が把握できていない」が46.4%、「属人化が進んでいる」が40.6%と続きました(n=138/支障が生じたことがあるSIer・ITベンダー)。




◼️将来の不安要素、1位「全体像が見えない」2位「影響範囲を判断できない」3位「担当者の属人化」
今後の業務引き継ぎやシステム継承において不安を感じる点を尋ねたところ、「システム全体像を把握できていない」が43.3%と最も多く、「改修・障害時の影響範囲を判断できない」が40.0%、「ソースコードや仕様を説明できる担当者が限られている」が36.7%と続き、構造理解不足が将来のリスクと直結している状況が示唆される結果となりました(n=30/支障未発生の事業会社)。




◼️ROUTE06 取締役 松本 均 コメント
本調査から、レガシー刷新の前段階である「現状把握」に、多くの企業が課題を抱えていることがわかりました。事業会社の約9割がレガシーシステムを保有し、そのうち2割強が刷新に着手できていない状況です。また、設計書が最新状態に維持されている企業は4割に満たず、属人化も顕著です。実際に、いずれの言語においても特定の担当者への依存が3割以上で、今後、人材の高齢化や退職が進むことで、そのリスクは一層高まる可能性があります。
業務継承やシステム引き継ぎにおいて約8割が支障を経験しているという結果は、レガシーの問題がすでに顕在化していることを示しています。設計書やドキュメントの不足、影響範囲の不明確さ、特定担当者への依存といった構造的な課題が、改修・障害対応の遅延や品質リスクへと直結しています。

レガシー問題は「古い技術」の問題ではなく、「構造が見えていない状態」の問題です。システム刷新の前に、まずは自社システムの全体像を把握できているのかを見つめ直すことが、事業継続性を確保するうえで重要な第一歩となるでしょう。

【調査概要】
調査名称:レガシーシステムの実態調査
調査機関:Fastask
調査対象:基幹システムの企画・刷新に関与する部署の管理職、およびSIer・ITベンダーで要件定義に関わる担当者
調査方法:Webアンケート
調査日:2026年2月10日~2026年2月13日
有効回答数:327件(事業会社:165件/SIer・ITベンダー:162件)
※各回答項目の割合(%)は、端数処理の関係上、合計が100%にならない場合があります

・調査結果の引用時のお願い
※本調査内容を転載・ご利用いただく場合は、出典元の表記をお願いします。
例:「ROUTE06の調査によると」「ROUTE06調べ」など

◼️Acsimとは
「Acsim(アクシム)」は、属人化しやすい要件定義において、AIが推進者の思考を補完・強化し、誰もが要件定義ができる世界を実現する生成AIプラットフォームです。現状把握や課題抽出、改善方針提示、本格的なプロトタイプ構築、稟議支援、設計書の自動出力まで、要件定義に必要なプロセスを一貫して支援します。生成された設計情報は構造化データとして蓄積され、実装・テストといった後続工程でも活用可能。開発全体の品質を高め、意思決定の精度とスピードを飛躍的に向上させます。




「Acsim」サービスサイト:https://ai.acsim.app

◼️ROUTE06について
ROUTE06は、人とAIの協創によってプロダクト開発を再定義するスタートアップです。自然言語による対話と直感的なノードUIを融合したユーザー体験を軸に、要件設計「Acsim」、AIエージェント構築「Giselle」、データベース設計「Liam」などのAI駆動開発プラットフォームを提供。設計・実装・運用の全工程に対応し、開発のスピードと品質を革新します。大手企業向けシステム開発の実績とモダンなプロダクト開発の知見を活かし、大手システムインテグレーターからスタートアップまで、すべてのプロダクトビルダーが自由にアイデアを形にできる未来を目指します。

所在地 :〒100-0005 東京都千代田区丸の内1-6-5 丸の内北口ビルディング9F
設立  :2020年1月24日
代表者 :代表取締役 遠藤 崇史
事業内容:AI駆動開発プラットフォーム、AI導入・活用支援、システム開発・コンサルティング
URL:https://route06.com/jp

◼️お問い合わせ先
株式会社ROUTE06 広報担当
Email:acsim-marketing@route06.co.jp
Tel:050-1741-2091

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