雪の下から掘り出されることから“春を告げる野菜”として親しまれています。秋田県湯沢市で「ひろっこ」の収穫が最盛期を迎えていて、畑には春を感じる風味豊かな香りが広がっています。
ひろっこはアサツキの若い芽のことで、ネギのようなシャキシャキとした食感が特徴です。
雪の下で育ち、土の中から掘り出されることから“春を告げる野菜”として知られています。
湯沢市相川地区では6戸の農家がひろっこを栽培していて、このうち近田榮一さんの畑では、いま収穫の最盛期を迎えています。
雪の下は温度が保たれ、生育に最適な環境とされています。
畑に積もる50センチほどの雪を寄せ、土を掘り返すと、ひろっこが顔を出します。
近田さんによりますと、芽が出始めた2025年10月から11月にかけて雨が多かった影響もあり、今シーズンの収穫量は例年の半分ほどになる見込みです。
それでも収穫されたひろっこの出来は、大きさも甘みも申し分ないということです。
JAこまち・佐々木智明さん:
「魅力はシャキシャキとした食感。春の味覚なので、皆さんに伝統野菜のひろっこをおいしく味わってほしい」
JAこまちでは今シーズン、1トンの出荷を目指しています。
ひろっこの収穫は3月中旬ごろまで行われ、県内のスーパーなどで販売されるということです。