プレスリリース配信元:BBSS株式会社
ネット詐欺リポートは毎月調査・収集した詐欺サイトを分析し、傾向をまとめたリポートです。
目次:
- マネックス証券フィッシングサイトが増加傾向
- 確定申告シーズンに向けて国税庁のフィッシングサイトに注意
-フィッシングサイトブランドランキング
-フィッシングサイトカテゴリ別構成比
-フィッシング詐欺被害防止のポイント
-サイトを無料診断「詐欺サイトチェッカー」
-森 達哉教授のコメント
■マネックス証券フィッシングサイトが増加傾向
12月度はマネックス証券のフィッシングサイトが増加傾向にあります。10月から急増しており、3か月連続で高止まりしている状況です。メール等でフィッシングサイトがばらまかれており、ログイン情報を詐取する手口です。マネックス証券では、メール等で「ログインID/パスワード」、「取引パスワード」、「電話認証番号」などを入力させることはないと注意喚起がされています。また宝くじやANAなど年末に利用する機会が多いサービスのフィッシングも増加しており、注意が必要です。
マネックス証券:フィッシング詐欺(ネット犯罪の内容と対策)
https://info.monex.co.jp/security/measure/phishing.html

マネックス証券のフィッシングサイト

宝くじのフィッシングサイト
※画像は詐欺・危険サイトのイメージであり、本文内容とは関係ありません。
■確定申告シーズンに向けて国税庁のフィッシングサイトに注意
国税庁のフィッシングサイトが増加傾向にあります。税金未納などを装ったメール等でログイン情報を詐取する手口で、1月に入り急増し、前月比約5倍に増加しています。確定申告シーズンで意識しやすい時期でもあるため、特に注意が必要です。
国税庁のサイトでも「国税庁、国税局及び税務署では、ショートメッセージやメールにより国税の納付を求める旨や、差押えの執行を予告する旨の案内を送信していません。」と注意喚起が行われているため、注意が必要です。
国税庁:不審なメールや電話にご注意ください
https://www.nta.go.jp/information/attention/attention.htm

マネックス証券のフィッシングサイト
※画像は詐欺・危険サイトのイメージであり、本文内容とは関係ありません。
■フィッシングサイトブランドランキング
12月度はマネックス証券が1位となっています。全国信用金庫協会なども収集数が増加傾向にあります。
先月に比べ証券系のフィッシングサイトは実数では9%減少していますが、ターゲットを変えて集中的にばらまかれる可能性もあり注意が必要です。

■フィッシングサイトカテゴリ別構成比
12月度は証券系、EC系のフィッシングサイトの構成比が上昇しています。Amazonやマネックス証券のフィッシングサイトが増加したことが起因しています。


※5ポイント以上上昇したカテゴリは赤色の矢印になります。5ポイント以上減少したカテゴリは黄色の矢印になります。
■フィッシング詐欺被害防止のポイント
- メールやSMSで案内されたURLが正規のURLか確認するメールやSMSメッセージ上のリンクはクリックせず、事前に登録しておいたブックマークやウェブ検索で正規サイトへアクセスしましょう。 怪しいサイトを診断する無料サービスを利用し、事前にURLをチェックすることも有効です。
- 個人情報やクレジットカード番号の入力を促すメール・SMSに注意するクレジットカード会社などでは、個人情報やクレジットカード情報などについてメール・SMSでの問い合わせは行っていないため、情報入力させるページに誘導するメールには細心の注意を払いましょう。
- ログインID・パスワードの使い回しを控える複数のサービスサイトで同じログインID・パスワードを使い回していると、フィッシング詐欺によってログインID・パスワードが詐取された場合、他のサービスサイトの不正利用被害に遭う可能性が高まります。被害を最小限に抑えるためにもログインID・パスワードの使い回しはせず、サービスごとに登録内容を変更し管理を行うようにしましょう。
- セキュリティソフトやネット詐欺対策ソフトを導入する
犯罪者の手口は日々巧妙化しており、今まで意識してきた対策が通用しなくなる可能性があります。日々進化するネット犯罪に対抗するにはセキュリティソフトを導入することも必要です。不審なサイトにアクセスした際に注意喚起を行ってくれます。
■詐欺サイトを無料で診断「詐欺サイトチェッカー」
不審なサイトの安全性を確認したい場合は、無料で利用できる「詐欺サイトチェッカー」 を活用する方法もあります。
ネット詐欺対策ソフトの「みやブル」及び官公庁などから収集したブラックリストの情報をもとに判定を行うもので、気になるサイトのURLがネット詐欺サイトとして報告されているかをチェックすることができます。

サイトURL:https://checker.miyabull.jp/
■森 達哉教授のコメント
12月度は、マネックス証券のフィッシングサイト件数が3か月連続で続伸し、標的となるブランドでトップとなりました(前月は2位)。2024年4月以降に顕著となった証券系フィッシングでは、SBI証券、大和証券、野村証券、GMOクリック証券とターゲットが次々に移行する「ローテーション」が続いてきましたが、マネックス証券については10月から12月まで継続的に狙われており、特定ブランドへの集中攻撃という新たなパターンも見られます。一方、証券系全体の実数は前月比9%減少しており、攻撃者が次の標的を模索している可能性も推察されます。また、全国信用金庫協会のフィッシングサイトも増加傾向にあり、大手銀行・地方銀行から金庫系金融機関へとターゲットが拡散している点は引き続き注視が必要です。
国税庁のフィッシングサイトが1月に入り前月比約5倍に急増したことは、確定申告シーズンを見据えた攻撃者の戦略が明確に表れています。「税金未納」「差押え予告」といった心理的圧迫を利用する手口は、この時期特有の不安感を巧みに突くものです。また、年末にはAmazon、宝くじ、ANAといった年末に利用機会が増えるサービスのフィッシングも増加しており、攻撃者がボーナス商戦や年末年始の消費行動を的確に捉えていることがわかります。過去数か月の傾向を振り返ると、攻撃者はつまり「公式らしさ(権威性)」×「生活必需性」×「時節性」を組み合わせた誘導を一貫して行っており、こうした傾向は今後も継続するものと予想されます。
確定申告が本格化する2月以降は、国税庁や税務署を装うフィッシングがさらに増加する可能性が高く、還付金詐欺との複合的な手口にも警戒が必要です。また、新年度に向けた引っ越しシーズンには、電力・ガス・通信といったインフラ系サービスのフィッシングが増加することも想定されます。不審なメールやSMSのリンクは決してクリックせず、公式アプリやブックマークからのアクセスを徹底してください。本レポートの内容をご家族や周囲の方々と共有し、「至急」「未払い」「本人確認」といった文言には一拍置いて冷静に対処することが、被害防止への最も確実な一歩となります。
■監修者プロフィール
森 達哉
早稲田大学 理工学術院 教授
「令和7年度科学技術分野の文部科学大臣表彰 科学技術賞(研究部門)」受賞
NICTサイバーセキュリティ研究所 招へい専門員
<会社概要>
社名 :BBSS株式会社
所在地 :東京都港区海岸1丁目7番1号 WeWork東京ポートシティ竹芝
代表者 :代表取締役社長 兼 CEO 本多 晋弥
設立日 :2006年1月17日
株主 :SB C&S株式会社 100%
事業内容:コンシューマ向けソフトウエア、およびIoTサービスの企画・開発・提供、法人向けライセンス販売
URL :https://www.bbss.co.jp/
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