2024年の衆議院議員選挙での所属議員の対応を巡り社大党は党のトップを務める高良鉄美参議院議員の役職を一時停止処分としました。

参議院議員選挙を夏に控えオール沖縄勢力では社大党を巡る不協和音が生じています。

この問題は2024年の衆院選で社大党所属の瑞慶覧長風県議会議員がオール沖縄勢力の統一候補とした立憲民主党の候補を支援しなかったものです。

瑞慶覧議員は自身の後援会で意見が割れたため支援を見送ったと説明しています。

この問題で党のトップを務める高良鉄美参議院議員が2月委員長の役職の一時停止処分を党に申し出たという事です。

社大党 当山勝利書記長:
瑞慶覧長風君の後援会がどうしても二つに割れてしまったために彼が動けなかったっていうのはあるんですが(自分(高良委員長)の指導力の問題ということで自らこういう処分をしたいと

委員長の役職停止は社大党の結党以来初めてで瑞慶覧議員についても9月ごろに開かれる党の定期大会まで社大党を名乗っての活動は制限されます。

高良氏は、2025年夏の参院選での再選に向け意欲を示していて今回の処分は党や自身に対するオール沖縄勢力内部の不満を払しょくする狙いがあるとみられます。

しかし、オール沖縄勢力の一部には参院選の候補者を選びなおすべきとの強硬論も浮上していて1月には玉城知事が高良氏の擁立について「全体の合意が得られていない」との見解を示していました。

一方、社大党の当山勝利書記長は高良氏の2期目の出馬について「方針に変わりはない」としています。

沖縄テレビ
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