新潟市の北越高校の生徒など21人が死傷したバス事故。警察は5月18日、事故の詳しい状況を調べるため、容疑者を現場に立ち会わせて実況見分を行った。容疑者の男の足元がおぼつかない様子もみられた。
■おぼつかない足取りの若山容疑者
交通規制のかかった磐越道に姿を現したのは、北越高校の生徒など21人が死傷するバス事故を起こし、過失運転致死傷の疑いで逮捕された胎内市の無職・若山哲夫容疑者(68)だ。
捜査員に付き添われ、おぼつかない足取りの若山容疑者。周囲の人たちも今年3月ごろから体調の異変を感じ取っていた。
若山容疑者が通っていた飲食店の店主は「歩くときも、あんなにしゃんしゃんと歩いていたのに、傘をついて…」とその異変について語る。
その若山容疑者が5月6日、北越高校ソフトテニス部の部員を乗せマイクロバスを運転。ガードレールなどに衝突する事故を起こしたのだ。
■実況見分に立ち会う
警察は事故の詳しい状況を調べるため、18日、若山容疑者を立ち会わせて現場で実況見分を実施。
事故が発生したのは緩いカーブの場所だが、若山容疑者は「カーブを曲がり切れなかった。速度の見極めが甘かった」と供述。
事故現場の20m~30m手前から車線を逸脱していた可能性があるという。
事故の直前には「トンネル内で車体をこすっていた」という生徒の証言があるほか、若山容疑者の運転に不安を感じた生徒が「死ぬかもしれない」という趣旨のメッセージを家族に送っていたことも分かっている。
警察は若山容疑者が安全に運転できる状態にあったのかも含め捜査を進めている。
さらに警察は、若山容疑者が運転することになった経緯についても注目。
北越高校に任意で関係資料の提出を求め、高校側とバス会社の契約内容などから白バス行為の有無についても捜査を続けている。
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