G7サミットから帰国したばかりの高市総理大臣を、野党は19日、中傷動画を巡る問題で追及した。

この問題は、2025年秋の自民党総裁選挙などで、高市総理の陣営が、他の候補者を中傷する動画の作成や投稿に関わったとされるものだ。

立憲民主党の打越さく良参議院議員は、参院本会議で、「今月5日の参議院予算委員会での総理の答弁内容に誤りがあったとして、自民党側から答弁訂正の申し出があった」などと、問題動画を作成したとされる男性と高市総理の秘書が、オンライン会議したことを認める高市事務所の回答を扱った報道内容について、総理が否定した答弁が訂正されたことを説明した。

その上で、「虚偽答弁だ」として総理の謝罪を求めた。

高市総理は、「5日の予算委員会での答弁に先立って、当日の深夜から朝にかけて秘書に電話し、未明にようやく電話で確認した」として、自らの答弁内容は、秘書に確認した上での答弁だと強調した。その上で、「秘書からは、約2カ月前の回答であり、もともとウェブ会議について、詳細を覚えていなかったこと。また長い回答文のうち、一部分のみが抜け出されていた記事の読み上げだったこともあり、全体の回答の趣旨とは違うと思った」などと、秘書とのその後のやり取りを説明するにとどめた。

また打越議員は、週刊文春が、男性と秘書がやり取りしたとされる音声を公開したことに触れて、「週刊文春の続報で、声紋鑑定の結果、同一人物の音声と推定して良いとの鑑定結果が出たと報じられた」と指摘した。

高市総理は「可能な限りの事実確認をし、誠実に答えてきた。私の秘書が参加したオンライン会議に、お尋ねの男性も参加していたという報道がなされていることは承知している。一緒に確認したところ、参加者全員を覚えているわけではないため、その可能性は否定しないものの、事務所では顔と名前が一致しない方とも数多くのやりとりがあり、この男性についても、秘書としては、はっきりとした記憶はなく、直接会ったこともないため、面識がない方という認識であると報告を受けている」と応じた。

また、秘書が、男性に中傷動画の作成を依頼したとの一部報道については、「そのようなことは決して行っていないと聞いている」と述べた。

その上で、高市総理は、サナエトークンを巡る指摘についても、「高市事務所として、発行主体側からそうした名称の暗号資産が発行され、取引がなされるということについて説明を受けたことはなく、承認をしたこともないと報告を受けている」と、これまでの説明を繰り返した。

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政治部
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