列島各地に記録的な大雨をもたらしている台風6号について、徳田留美気象予報士と見ていきます。
徳田留美気象予報士:
最新の進路図を見ますと、台風は関東の南の海上を進みまして東の海上に少し離れつつあるんですが、まだ沿岸部は強い吹き返しの北風がしばらく吹きますので注意が必要です。
榎並大二郎キャスター:
強風の円も広くなっていますね。台風が接近している千葉県の様子を銚子市の情報カメラで見てみますと、風の音が聞こえてきますね。そして、白波が立っていて風が強いことが分かりますね。
徳田留美気象予報士:
銚子では、3日の午前10時前に最大瞬間風速24.1メートルを観測しました。この時間、暴風警報が出ていまして、このあとさらに風が強まる可能性もあります。
榎並大二郎キャスター:
各地で被害も相次いでいます。静岡・河津町では法面が崩れまして、伊豆急行の線路内に土砂が流入するという被害がありました。また、三重・紀北町では床上浸水が。そして、和歌山県の古座川は増水しまして、一時レベル5、氾濫特別警報が発表されました。また、徳島・阿南市では土砂崩れが発生し、13世帯25人が孤立状態にあるということです。
さらに、首都圏でも被害が相次いでいます。神奈川県東部では3日朝、線状降水帯が発生しました。横浜の桜木町駅前では、強い風と横殴りの激しい雨が打ち付けました。川崎市では、道路がひざの下辺りまで冠水。車は水しぶきを上げながら走っていました。また、東京・練馬区では冠水で動けなくなっていた軽トラックに後ろから走ってきた乗用車が追突する事故が発生しました。北千住駅では、大雨によって電光掲示板付近から大粒の雨漏りが。また、都内では立川市などで500軒以上で停電。立川市では信号が止まって警察官が交通整理をしていました。
山崎夕貴キャスター:
関東ではどれくらい記録的な雨になったんですか?
徳田留美気象予報士:
関東では沿岸部を中心に、午前中は記録的な大雨となりました。東京都心でも通勤の時間を中心に、12時間に173.5mmを観測しています。これがどのくらいの雨かといいますと、平年の6月ひと月分の雨の量で、6月の観測史上最大を更新しています。
榎並大二郎キャスター:
ただでさえ6月は雨量が多い時期ですから、それほどの雨が降ったということですね。
徳田留美気象予報士:
場所によっては排水が追い付かないところもあったかと思います。
遠藤玲子キャスター:
雨に関してはだいぶ収まっているところが多くなっていますが、今後それでも注意しなければいけないところはどういったところになるでしょうか。
徳田留美気象予報士:
この時間の土壌水分量、土の中にどれくらい水分が含まれているかですが、記録的な大雨となった太平洋側を中心に紫が多くなっていますよね。雨がやんでも地盤が緩んでいることが予想されますので、しばらく急な斜面には近づかないことが重要です。
榎並大二郎キャスター:
そして、このあとの雨雲の動きを見ていきます。
徳田留美気象予報士:
この時間は、関東からほとんど雨雲は抜けてきましたね。このあと、さらに雨雲は東の海上にだんだんと抜けていくんですが、まだ吹き返しの風が強い状況が続きます。場合によっては4日の朝ぐらいまで続きますので、この先も北風には注意していただきたいと思います。
榎並大二郎キャスター:
台風6号の影響によって倒木などの被害も出ていましたが、吹き返しの風というのはどのぐらいの強さが含まれているんですか?
徳田留美気象予報士:
気象庁の予想ですと、強いところで瞬間で35メートルと予想されているので、特に千葉から茨城にかけての沿岸部は注意していただきたいと思います。
榎並大二郎キャスター:
台風接近時と同じくらいの強風、暴風になるところもあると。引き続き、この暴風に警戒していただきたいと思います。