日本の経済産業相に当たる台湾の郭智輝経済部長が熊本県庁を訪れ、木村熊本県知事と意見を交わした。意見交換後、郭経済部長は「交通問題と人材の問題を解決すれば、熊本が台湾のようなサイエンスパークになる可能性が非常に高い」と述べた。
交通問題と人材問題を解決すれば
木村熊本県知事との意見交換に熊本県庁を訪れたのは、日本の経済産業相に当たる、台湾の郭智輝経済部長。

木村知事は8月27日に台湾を訪れた際にも、郭経済部長と意見交換を行っていて、台湾の半導体製造大手・TSMCの本社がある新竹サイエンスパークも訪問している。

サイエンスパークとは、台湾政府が40年以上前から進める政策の一つで、新竹サイエンスパークは約1470ヘクタールの広大な敷地に、600社を超える企業が集まり、産学官が連携して技術革新を起こしてきた。

意見交換は非公開で行われ、熊本での半導体関連企業の集積に向けての課題について意見を交わした。

意見交換後、郭経済部長は「熊本がサイエンスパークになる可能性は非常に高い。ただ交通問題と人材の問題、これを解決すれば将来、台湾のようなサイエンスパークになる」と、熊本へ期待を寄せた。

また、郭経済部長は台湾の半導体関連企業の支援拠点について、「九州へつくる予定だが、ほぼ熊本につくることになるだろう」と述べた。
(テレビ熊本)