阿蘇中岳で起きた遊覧ヘリの事故は3日で発生から2週間。搭乗者の安否はいまだ分かっていません。警察はすでに運航会社の関係先などへの家宅捜索を行っていて、業務上過失致傷の疑いも視野に捜査しています。
この事故は1月20日の昼前、阿蘇中岳付近に向かった遊覧ヘリの行方が分からなくなり、その日の夕方、火口内の斜面で大破した状態で見つかったものです。
現場周辺は断崖絶壁で地盤がもろく、有毒な火山ガスが発生していることも重なり捜索は難航。ヘリに乗っていたパイロットや台湾からの観光客合わせて3人の安否はいまだ分かっていません。
国は『航空事故』に認定し、現在、運輸安全委員会が調査をしています。
また、警察が1月30日、ヘリを運航していた『匠航空』の関係先への家宅捜索を行ったことがTKUの取材で分かりました。
警察は、複数の関係先から資料を押収するなどしていて、業務上過失致傷の疑いも視野に捜査しています。
『匠航空』はTKUの取材に、「会社に違反はなく、必要な情報提供や書類の提出等について継続的に協力を行っている」とコメントしています。
3日も現場付近では警察と消防による捜索活動が行われました。
目視のほか、ドローンを使って機体周辺の状況などを監視しましたが、救助の見通しはいまだ立っていないということです。
警察と消防は、4日も同様の捜索活動を継続するとしています。