北海道倶知安町で発覚した『森林の違法開発問題』を受けて北海道が調査をしたところ、道内で違法な森林開発が14件行われていたことが分かりました。
この問題は羊蹄山ふもとの倶知安町巽地区の森林を事業者が無許可で約3.9ヘクタールにわたって伐採し、別荘とみられる巨大な住宅2棟の工事が進められていたものです。
無許可開発は数年前から始まっていて、北海道は森林法や都市計画法に違反する違法な開発行為だとして、2025年6月に事業者へ「工事停止」を勧告していました。
また倶知安町は「建築基準法」や「景観法」など9件の法令違反を確認したとして、事業者を刑事告発する方針を固めています。
北海道はこの問題を受けて、2022年~24年度にかけて各市町村でおこなわれた森林伐採1229件について現地調査を実施。その結果、道内13か所14件で違法な森林の開発行為が行われていたことが分かりました。
このうち宅地などのためにニセコ町内の森林が開発された事例を含めた4件は、本来必要な届け出がないまま1ヘクタールを超える開発がおこなわれた「森林法違反」でした。最大で約1.7ヘクタールに渡って無許可開発が行われていて、いずれの工事も現在停止されていて、北海道は事業者に対して復旧などに向けた計画を出すよう指導しています。
このほか道内の太陽光発電施設用地での「国土利用計画法」違反など、各地で違反状態での森林開発が相次ぎ確認されています。
北海道は違反開発行為の未然防止や是正措置などへより力を注いで対応していきたい、としています。