1月30日、長野県小谷村のスキー場のリフトで女性が宙づりとなった事故で、2月1日、女性の死亡が確認されました。リュックのバックルがリフトに挟まったことが原因とみられ、県内の他のスキー場では、リュックを背負う客への注意喚起の動きが広がっています。
■リフトの乗客が宙づりに…死亡
1月30日、小谷村のつがいけマウンテンリゾートでリフトの乗客が宙づりになった事故。
オーストラリア国籍の22歳の女性が、心肺停止の状態で病院に搬送され、2月1日、死亡が確認されました。
■リュックのバックルが挟まったか
スキー場の運営会社によりますと、女性は、当時、背負っていたリュックの胸付近のベルトを着け、腰付近のベルトは着けていなかったということです。そして、リフトを降りようとした際、腰付近のベルトのバックルが座席の間に挟まり、リフトに引きずられる形になったということです。
リフト停留所付近の監視小屋にいた係員が異常に気付き、停止ボタンを押し、速やかに救護活動を実施したとしています。
運営会社は、当該のリフトの運行を休止し、再発防止に向けた対策を講じていくとしています。
■「リュックは前に抱えるか横に置く」
事故を受け、長野県内の他のスキー場では、リュックを背負ったままリフトの乗車することへの注意喚起の動きが広がっています。
記者リポート:
「こちらのスキー場では事故を受けリフト乗り場に看板を設置しました。日本語、英語、イラストで注意がかかれています」
長野市の戸隠スキー場では1月31日から新たな注意看板を設置しました。
リュックは背負ったまま乗り込まず、前に抱えたり、横に置いたりするよう呼びかけています。
これまでも注意喚起はしていましたが、事故を受けて、利用客への声掛けを強化し、危ない場合はためらわずリフトを止めるようにしています。
戸隠スキー場 三ツ井豊さん:
「同じ長野県のスキー場でスキー場を管理する側としては痛ましい事故だと感じた。小さくてもひもがでているとよく引っかかったりするので、リュックしょっている方は横に乗せて乗車するよう声掛けをしている。基本的には係員の指示に従うことが一番大切」
また、スキー場では、万が一、事故が発生した場合でも迅速に対応できるよう、スタッフの連携を強めていきたいとしています。