おにぎりやパンを半額などに割引して販売し、もったいないをお得に変える新サービスがスタートしました。

取材したのは、閉店時間が近づきつつあった東京・渋谷区のおにぎり専門店「OMUSUBI CAFE」です。

2月1日午後7時半ごろ、お店に訪れた2人組は、通常1380円(税込み)の「おむすびセット」を半額の690円でお買い上げ。

なぜ、それほど安くなったのでしょうか。

半額になった訳は、1月末に日本でサービスを開始した「Too Good To Go」という“フードロス削減アプリ”にありました。

まだおいしく食べられるのに飲食店などで余ってしまった食品を、手ごろな価格で購入することができる新サービスです。

利用者は、アプリ内で店舗を探し、余った食品を詰め合わせた「サプライズバッグ」を予約。
あとは、指定された引き取り時間に店舗を訪れ、スマホの画面を提示するだけで商品を受け取ることができるというものです。

OMUSUBI CAFE・磯部夏音さん:
残ってしまったおむすびも、もちろんおいしい。これを機会に、追加でおむすびを買ってもらったこともあった。

店側にとっては“フードロスを削減できる上に利益にもつながる”というサービス。

東京・目黒区にあるベーカリーカフェ「flour+water中目黒」も今回、アプリ導入を決めた店の1つです。

にぎわう店内には客の細かなニーズに応えるため、たくさんの種類のパンがずらり。

flour+water中目黒・岡本千晴店長:
その日によって(売れ行きが)読めない部分が多い。まだ食べられるけど売れ残ってしまった商品をランダムに4~5個ほど詰め合わせている。

300円台から400円台のパンの詰め合わせが、半額近い1000円で買うことができます。

また、大手コンビニ店でもアプリを導入。
消費期限が近くなった商品に「たすけてください」と涙目シールを貼って割引販売しているファミリーマートです。

今回、東京都内の6店舗で、アプリと連携した実証実験を始め、対象商品は最大で定価の7割引きに。

さらに、2月3日の節分に扱う恵方巻の販売にも活用していくということです。

日本でサービスを始めた意義を「Too Good To Go Japan」の大尾嘉宏人代表は「日本には『もったいない』の思想と、『三方よし』の精神がある。新しく行ったことがないお店を発見したいお客さまにも非常に良い」と強調します。

現在80店舗以上で活用されていて、今後、さらに広めていく予定だということです。