インド東部で致死率の高いニパウイルスの感染例が2件報告され、周辺国は空港の水際対策を強化しています。
インド保健省によりますと、西ベンガル州で2025年12月以降ニパウイルスの感染者が2人確認されました。2人は医療従事者とみられています。
保健省は27日、2人と接触した196人を検査した結果、全員が陰性だったと発表しました。
WHO=世界保健機関によりますと、ニパウイルスは主にコウモリや豚などから人に感染するとされています。
また、人から人への感染は、患者の家族や介護者、医療現場でも報告されています。
感染すると発熱や嘔吐、重症化すると脳炎を引き起こし、致死率は40%から75%と推定されていますが、有効なワクチンや治療法は見つかっていません。
インドでの感染確認を受け、タイやシンガポールなどの空港ではインドや周辺地域から入国した人に対し体温検査や健康チェックを行うなど水際対策を強化しています。