滋賀県の湖東記念病院で入院患者が死亡し、殺人罪で服役した冤罪被害者の女性が、検察の違法な捜査を訴え国に賠償を求める控訴審が始まりました。
西山美香さん(46)は滋賀県の湖東記念病院で2003年に入院患者を殺害したとして12年間服役し、再審・やり直しの裁判で滋賀県警がウソの自白を引き起こしたことが認定され、無罪が確定しました。
大津地裁は去年、西山さんの起こした損害賠償請求で警察の捜査の違法性を認め、県におよそ3100万円の賠償を命じた一方、検察の違法性は認めませんでした。
西山さん側は「警察がうその自白に誘導したことを、検察が認識できなかったなどありえない」と訴え、国を相手取り29日、大阪高裁で控訴審が始まりました。
【西山美香さん】「これ以上、供述弱者の人たちを苦しめないために是非とも控訴審では、国に勝てるような判決を書いてもらいたいなって」
弁護団は今後、軽度の知的障害がある西山さんのような「供述弱者」への捜査のあり方を主張する予定です。
(関西テレビ「newsランナー」 2026年1月29日放送)