衆議院解散に伴う真冬の衆院選は公示から2日。各候補の序盤の遊説を追いました。29日と30日の2日間に分けて、福井県選挙区に立候補した6人の戦いと訴えを紹介します。今回は4人が立候補している福井1区です。
<福井1区 立候補者>※届け出順
▼国民民主党・新人 山中俊祐候補(42)
▼参政党・新人 藤本一希候補(29)
▼自民党・前職 稲田朋美候補(66)
▼中道改革連合・前職 波多野翼候補(41)
◆国民民主党の山中候補:「積極財政」による経済再生
「手取りが増えて、ものを作る能力を伸ばす。この2つがかみ合った時、絶対に日本は復活します」
国民民主党公認・新人の山中候補は、去年夏の参議院選挙に続く出馬。街頭演説で繰り返し訴えるのは「積極財政」による経済の再生です。
医師として、また6人の子供の父親としての経験を交え▼減税によって手取りを増やす▼産業に投資することで生産能力を上げて、安定した社会をつくると、力を込めます。
今回の選挙戦では個人演説会を増やし、SNSでの発信にも力を入れます。
「国が、まず減税と社会保険料を減免する。その覚悟と実行が生活を豊かにするだけでなく国全体を豊かにする。最初の正しい一歩です」
◆参政党の藤本候補:減税、外国人対策、少子化対策の3本柱
「子供が外を元気に走り回ることができる。そして現役世代が安心して働くことができる。そして日本の伝統と文化が守られる。日本らしさを取り戻す。そんな国家づくりに身を尽くしたい。その思いでこれから選挙戦を戦って参りたい」
参政党公認・新人の藤本候補は、県議としての経験や29歳という若さをアピールします。
遊説では党のスローガン「一人一人が日本である」と訴え、連日、夜には個人演説会を開き浸透させる考えです。
「減税」「外国人対策」「少子化対策」を3本柱に▼消費税の段階的な廃止▼移民受け入れ総量の規制▼子どもへの毎月10万円給付などの政策を掲げます。
「自分たち私たちの子や孫の世代が日本人として日本を守っていく。そんな国にもう一度していかなければならない」
◆自民党の稲田候補:県内唯一の自民党公認、議席死守へ
「半導体工場やデータセンター、北陸新幹線を持ってきて、福井をもっともっと活性化し豊かにしていく。その資格が福井にはある」
自民党公認・前職の稲田候補は、2005年の初当選以来、連続7期当選し、議員生活20年の中で、防衛大臣や党の政調会長など要職を歴任してきました。
短期決戦の今回は、これまで公示前に行っていた企業回りからのスタートとなりました。直近の知事選での保守分裂はノーサイド、党組織を活用し隈なく地域を巡る戦略です。
20年の実績や人脈を福井のために使うと訴え、県内唯一の自民党公認、議席を死守すると奔走します。
「皆さんに感謝の気持ちで力強く、走って走って走って走ってこの福井を良くするために頑張ります」
◆中道改革連合の波多野候補:食料品の消費税ゼロ、賃上げで「生活者ファースト」
「いまの政治は、強い言葉で敵らしいものをつくって分断をして感情を煽ってエンタメ化させてる。そんな政治で明るい未来を作れると思いますか、私はそうは思わない」
中道改革連合公認・前職の波多野候補は、前回は立憲民主党から出馬し比例復活で初当選しました。
今回、その立憲の創始者である枝野幸男氏が出陣式に駆けつけ、新党合流の象徴的な選挙区であることを伺わせます。
政策では、食料品の消費税ゼロや賃上げなどを掲げ、娘から贈られた2割引きのブーツを履いて生活者ファーストを訴え走り抜きます。
「右でも左でもなく真ん中を進む。生活者の、あなたの声を、そのままに受け止めて政策にしていく。中道改革連合の波多野翼として頑張っていきます」