運河をゆく船から東京の街並みを眺める。
民間企業による日本で初めてとなるリチウムイオン電池を搭載した「電動船」の定期運航が始まります。

三井不動産が28日に報道陣に公開した東京・豊洲に流れる晴美運河を進む船は、4月から定期運航を開始する旅客船です。

最大の特徴はリチウムイオン電池を搭載した電動船で、民間企業による電動船の定期運航は国内で初めてです。

走行中でも船内は静かで、燃料のにおいもないといいます。

使用済みペットボトルなどを再利用したカーペットやリサイクルが可能なエコ建材の壁なども使用し、環境に配慮しながら1日30便の運航を予定しています。

日本橋の船着き場と豊洲のららぽーと間を片道約20分で結びます。

毎日の通勤や観光での移動手段などさまざまなシーンを想定し、フリーWi-Fiや電源コンセントを完備している他、車いすでも乗船できるようにバリアフリーにも対応。

さらに自転車を載せることもできます。

三井不動産 日本橋街づくり推進部・七尾克久部長:
(三井不動産は)色んな事業を湾岸エリアでしているが、通常の陸上交通手段ではない形で移動してもらえると、街の価値がより高まるのではないか。

首都高速道路の地下化などを通じ、日本橋エリアを空と川が開かれた水都にする計画を進める三井不動産。

今回の取り組みもその一環で、地域の利便性を高め、街の価値向上につなげていきたい考えです。

三井不動産 日本橋街づくり推進部・七尾克久部長:
将来的には品川・羽田など航路を伸ばして、例えば出入国の際に使ってもらうとか、都心エリア全体の国際競争力が増すような価値につながるかと思う。

今後は築地の船着き場の整備も予定していて、日本橋・豊洲・築地の新旧三大市場を拠点に、舟運ネットワークのさらなる拡大を目指すとしています。