J2復帰へ大木新監督は”粘り強い守備”の構築へ
1月下旬の愛媛県松山市。昨年J2最下位でJ3降格となった愛媛FCの選手たちが、寒空の中練習に励む姿があった。今シーズンチームの指揮をとるのは、幾つものJクラブの監督や日本代表コーチも務めた大木武監督だ。新監督のもと、練習では狭いグリッドでの2対1や3対1のパス回しや、ゴール前での8対8(キーパー有)のポゼッショントレーニングに多くの時間を割き、真剣な雰囲気のなか選手たちは汗を流した。
この狭いグリッドでのパス回しは始動日から継続しているトレーニングで、その意図について大木監督は「守備の練習」と話す。目の前のボールにより強くアプローチする意識を練習から植え付け、粘り強いディフェンスを構築する狙いだ。
実際にその次のゴール前でのポジショントレーニングでは、突破されかけても最後身体を投げ出して阻止する様子が多く見られた。その姿を見た大木監督からは「ナイス!そう!」との声があがっていた。
大木監督に聞いた今シーズンの愛媛FC
J2復帰に向けて、チームの指揮をとる大木監督に、今シーズンの愛媛FCについてテレビ愛媛の佐野快成アナウンサーが聞いた。
ー選手の印象は。
大木監督:
まだまだという感じ。技術的なところよりも、最後までちゃんとやるとか決められたことをやるとか、何かターゲットを持ってやるとか、そういう部分は少し足りないかなという気がした。
ーパス回しに多く時間をかけているがその意図は。
大木監督:
守備の練習。一つ一つのことをちゃんとやる。一つのボールにちゃんと行くというところを言っている。
ー攻撃面では。
大木監督:
ボールを優位に持ちたい。運んで仕掛けて仕留める形を作りたい。中盤の選手だけではなくて全体でボールを前に運んで欲しい。
ー攻撃面で軸となる選手は。
大木監督:
まだまだこれから。フォワードの選手が攻撃の軸になることもあればディフェンスの選手が軸になることだってある。その辺は柔軟にいきたい。
ー愛媛FCの攻撃陣について。
大木監督:
田口と藤本はタイプが似ているなと。ゴール前に顔出せて身体を張れる。樺山と斉藤も機動力があってボールを運べるという点では似ている。
ーあと2週間。仕上がりは。
大木監督:
まだまだ。やることはいくらでもある。

百年構想リーグ、そして勝負のレギュラーシーズンへ
今シーズンは2月からJ2、J3が戦う「百年構想リーグ」が始まる。この結果は昇格、降格に関係はないが本シーズンに向けて各クラブ力が入る戦いになる。勝負はその後8月から始まる2026/27の新たなレギュラーシーズンだ。愛媛FCにとってJ2昇格は最大で必須の目標。サポーターの思いにこたえ、熱い戦いが始まる。

