アメリカのトランプ大統領は27日、中西部ミネソタ州で連邦職員が男性を射殺した事件で、「誠実な調査を望んでいる」と述べ、当初の強硬姿勢から一変し、ミネソタ州と協調して捜査を進める考えを示しました。

ミネソタ州で24日、移民を取り締まっていた連邦職員が「正当防衛」を理由に男性を射殺した事件をめぐっては、男性が複数の職員に路上に押し倒され、持っていた拳銃を取り上げられたうえで撃たれている動画が拡散し、当局の説明と矛盾していることから批判が高まっています。

トランプ政権は事件直後、男性を「暗殺者」と表現するなど射殺について正当化していましたが、トランプ大統領は記者団に対し、事件の捜査について「誠実な調査を望んでいる」と述べたほか、「とても悲しいことだ」と語りこれまでの強硬姿勢から一転し、事態の推移を見守る姿勢を示しました。

トランプ大統領
大規模な捜査を行っている。その捜査を見守る。非常に高潔な、誠実な捜査を望んでいる。

またトランプ大統領は報道陣に対し政権の国境政策の責任者であるトム・ホーマン氏がミネソタ州知事と協議すると説明し、州と協調して捜査をすすめる考えを示しました。

ミネソタ州では、今月7日にも移民税関捜査局=ICEの職員による発砲で女性が死亡する事件も起きていて、トランプ政権への大規模な抗議活動が続いています。

ロイター通信の世論調査では、「トランプ大統領の移民施策を支持する」と回答した人は射殺事件後39%まで落ち込み、就任後最低を記録していて、政権側は事態の沈静化を迫られています。

フジテレビ
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国際取材部
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