アメリカのトランプ大統領は日本時間21日夜、スイスで開かれている世界経済フォーラム、通称ダボス会議の会場に到着し、演説を行いました。
スイス・チューリヒからフジテレビ国際取材部・林英美記者が中継でお伝えします。
トランプ大統領は演説で、「ヨーロッパは正しい方向に向かっていない」と批判したほか、領有を目指すデンマーク領グリーンランドについて「アメリカ以外に守れる国はない」と述べ、これまでの主張を繰り返しました。
アメリカ・トランプ大統領:
アメリカは国家安全保障のためにグリーンランドが必要だ。これはNATOにとって脅威ではない。
特に注目されているのは、トランプ大統領が領有を目指すデンマーク自治領グリーンランドを巡る発言です。
トランプ氏は17日、デンマークを含むヨーロッパ8カ国に対し、「グリーンランドの購入が実現するまで10%の追加関税を課す」と表明し、対象国との間で緊張が高まっています。
CBSニュースの世論調査では、アメリカ国民の約7割がグリーンランドの領有に反対していて、与党・共和党内部からも批判の声が上がっています。
また、アメリカメディアは「欧米間の亀裂がNATO(北大西洋条約機構)の弱体化を望むロシアのプーチン大統領に望み通りのものを与えている」などと指摘しています。
トランプ大統領は連邦最高裁が関税措置を違法と判断した場合でも、「別の方法がある」と強気の姿勢を崩していません。
ダボスではこのあと、ヨーロッパ首脳との会談も予定されていて、緊張緩和につながるか注目されます。