22日に告示される長崎県知事選挙です。

今のところ、2期目を目指す現職の大石賢吾さん(43)に、元副知事の平田研さん(58)と、政党委員の筒井涼介さん(32)の新人2人が挑む公算です。

選挙戦を前に、国会議員が長崎入りするなど各陣営が火花を散らしています。

片山 さつき 財務相 
「地域の公共交通という一番長崎が弱い部分で、ノウハウが極めて高くて(私が)まだ大臣になる前に大変信頼を置いていた国交省の不動産の建設の局長だった平田さんを信頼している」

自民党県連主催の国政報告会(1月18日、佐世保市)で演説した自民党の片山さつき財務相です。

壇上には、選挙に初めて臨む元副知事の平田研さんの姿もありました。

片山大臣は平田さんと県内3カ所を回り、国交省での経験や実績をアピールしました。


平田 研 氏(58)
「長崎の色んな交通の問題ありますが、経済安全保障の流れを強くして長崎の産業をもっと盛り上げていく」
「思いを大きく受け止めて次の長崎を、未来の長崎を皆さんと一緒につくっていきます」

平田さんは2025年9月の立候補表明後、立憲、国民各党の県連と県内最大の労働団体・連合長崎から推薦を得て活動してきました。(※社民→支持。維新、公明は支持→自主投票に)

自民党の小林鷹之政調会長は平田さんの大学の後輩で、ボート部というつながりもあります。

自民党 小林 鷹之 政調会長
「一個人として、ふるさとに対して強烈な思いを持っているこういう方が「働いて働いて働いて…働きまくる平田研さんの姿を一緒に見てみたいなと思っています」

一方、自民党県連は平田さんの推薦を党本部に求めていましたが…。

自民党 鈴木 俊一 幹事長
「党としてはこの選挙の対応を「自主投票」と決めさせていただく」

党の支持基盤の業界団体や議員など県内の政治状況が、現職と平田さんに二分されていることを理由に挙げています。

自民党県連 加藤 竜祥 会長
「県連推薦はしっかり機関決定されていますから」
「決めたことに対して粛々と行動をして頑張るということ」

衆議院解散の影響で、与野党そろっての活動が難しくなる場面も出てきています。


大石知事
「行ってきます」

現職の大石賢吾知事が、年末県庁での仕事納めの翌日に向かったのは、地元・五島です。

出口太市長も顔を見せ、連携をアピールしました。

父(哲人さん)が決起大会の会場で参加者を出迎えたり、同級生がマイクを握ったりと地元ならではの激励を受けました。

大石 賢吾 知事
「離島に暮らすという以上は安全、安心に暮らせる環境づくりが欠かせません。
医療、介護、教育、保育、消防・警察なくてはならないものを守り抜くのが行政の役割」
「皆さんともう一度この五島、長崎県の未来を一緒につくっていきたいと思っています。どうか今一度、皆さんのお力をお貸しください」

今回は政党の推薦を得ていませんが、自民党の一部の国会議員や県議、市議などの
支持を受けています。

五島市議会 片峰 亨 議長
「私は自民党党員です。ある日、県連から文書が届きました
「党の方針に従わない人はそれなりの罰則がある」
「今からその罰則を楽しみにしております」
「五島から政治の火を消すわけにはいきません。一丸となって頑張りましょう!」

年明けは初詣客の多い神社を回るなど、有権者と直接接する機会を増やしてきました。

県医師連盟、県建設業協会、県農政連盟など自民党を支える業界団体とも連動し、1期目の実績や県政の継続を訴えています。


筒井 涼介 氏(32)
「皆さんと一緒に希望ある長崎県をつくりたい、そのために頑張る決意です」

12月、立候補を表明した筒井涼介さん(32)です。

共産党県委員会などでつくる「民主県政をつくる会」が擁立し、今回は無所属での出馬です。

支援団体の関係者や共産党の議員などと街頭活動を重ねてきました。

訴えてきたのは、県などが進める石木ダム建設の中止や、中小企業を支援して最低賃金を時給1500円まで引き上げることなどです。

2025年の参院選でも駆使したSNSでの発信を続けながら、集会で有権者の声を聞くなど「誰もが暮らしやすい長崎をつくる」としています。

筒井 涼介 氏(32)
「どうせ変わらんさ、との声も何度も聞いてきました」
「1つ1つ聞いて、願いを実現していく政治に変えていきたい」

今回、知事選は衆院選と投開票日が重なります。

人員の確保などに頭を悩ませる陣営もある一方、知事選への関心が高まることや、投票率アップに期待する声も上がっています。

テレビ長崎
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