2022年に安倍元総理を銃撃して殺害した罪などに問われた山上徹也被告(45)に対し、奈良地方裁判所は無期懲役の判決を言い渡しました。
この裁判の裁判員が先ほど記者会見し、被害者が元総理大臣であることはどう受け止めたか?という質問に対し、「1人の人が殺されたと考えを切り離した」と述べました。
また山上被告に抱いた印象として「高い能力を犯罪という方法じゃなく他の方法に生かせていれば」と語りました。
■「被害者は元総理大臣」も「1人の人が殺されたと考えを切り離した」
今回の裁判員のうち、3人が撮影を伴う記者会見に出席し、次のように述べました。
(Q.元総理大臣が被害者というのはどう思った?)
【裁判員】「最初は大きい事件と思ったが、考えていくうえで、そこを考えると判断を間違えそう。1人の人が殺されたと考えを切り離した」
【裁判員】「自分も元首相と思うとファクターが入るので切り離して考えた」
■山上被告は「妥協もできない人で、止まることが出来なかったのかな」
(Q.山上被告について)
【裁判員】「『まっすぐ』しか見られない人なんだなと思います。妥協もできない人で、止まることが出来なかったのかなと思いました。境遇とか家庭環境についてなんですけど、かわいそうな人ではあるなと思いました」
(Q.まっすぐは何に対して?)
【裁判員】「標的はこの人と決めたらまっすぐしか見られなかったり、やりたい仕事は消防士と決めたら、そのことしか見られなかったり。そういう感じ」
(Q.山上被告について)
【裁判員】「自分の言葉で発言されているのがすごく印象的で、自分に不利になるような証言でもちゃんと受け答えしてったと言う能力だと思いました。
高い能力を、犯罪と言う方法じゃなくて、もっとほかの方法に生かせていればと、すごく残念に思った」