占い師として約70人から総額20億円をだまし取ったとみられ、詐欺罪に問われている女の裁判です。

21日に開かれた初公判で女は起訴内容の認否を留保しました。

ジャケットを着て法廷に現れた白髪混じりの女。

詐欺などの罪に問われている住居不定の無職・田齊法子被告(51)です。

起訴状などによりますと、占い師として活動していた田齊被告は、2018年、福岡市の50代の夫婦に対し「建物の土台に水晶を埋め込んで風水調整をする。それで、付加価値を付けて売却する投資案件だよ。10%を配当金として受け取れて、3カ月後には元金が返ってくる」などとうその説明をして、現金1600万円をだまし取ったなどとされています。

21日、福岡地裁で開かれた初公判で、起訴内容の認否について問われた田齊被告はー

◆田齊被告
「留保いたします」

と述べました。

事件当時、福岡市内の高級住宅街にある一軒家で家族と暮らしていた田齊被告。

生活は豪華で、高級ブランド店に行くと湯水のように金を使っていたといいます。

田齊被告から金を騙しとられたとされる被害者は約70人。

いったい、どんな話を持ちかけられていたのでしょうか?

◆被害に遭った夫婦
「『超一流の人(お金持ち)は占星術とか四柱推命とか風水とか、見えないような力をふんだんに使って伸びていくもんだ』と。『数百万でもそっち(投資)に入れておいたら、とりあえずあなたの運気が上がるから、そうしておかん?』みたいな感じ」

◆被害に遭った男性
「私の場合は、『今、これだけ投資したら1カ月で(利益が)10%付く、5%付く』『2週間でそれだけ付く』とか、キャッシュ対キャッシュの話がほぼ』

Q.被害額は?
「総額2億6000万円」

◆被害に遭った夫婦
「(田齊被告は)『私は音楽が好きだから自分の好きなものに投資するとすごくいい』と。(投資したのは)バイオリンの弓ですね。(田齊被告は)『事務手続きがあるから、2日ぐらいはかかるかもしれない』、『元金はすぐ返す』、『1~2カ月で50万円の利益が付く』と」

田齊被告が被害者たちから集めた金は、総額20億円に上るとみられています。

しかし、約束していた“配当金”や“利益”と称した支払いをほとんどせず、自転車操業に陥っていたといいます。

警察によりますと、田齊被告の自宅から押収されたノートには、「借りた金を返せない」「うそや金のやり繰りから解放されるには、どうしたらいいのか」などと記されていたということです。

21日の初公判で、検察は冒頭陳述で「集めた金を家族でのドバイ旅行の費用やクレジットカードの支払いなどに充てていた」と指摘。

一方、弁護側は、今後の公判で態度を明らかにする方針を示しました。

次回の公判は3月19日に開かれます。

テレビ西日本
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