身近な「ありがとう」を手紙にすることで、こどもたちの心の成長につなげてもらおうと行われている「ありがとうの手紙コンテスト」の表彰式が行われ、京都市の小学生2人が最優秀作品賞を受賞しました。
「ファミリーマートありがとうの手紙コンテスト」は、子供たちが気持ちを文字や言葉で伝えることで、感謝の気持ちを学ぶことを目的に2009年に始まり、ことしで17回目となります。
ことしはあわせて3580通の応募があり、その中から京都聖母学院小学校1年生の福山夏生さんと、3年生の笠井律希さんが最優秀作品賞を受賞しました。
福山さんはおいしいご飯をつくってくれるお母さんへの感謝を、笠井さんはマンションの掃除をしてくれる人たちへの感謝を手紙にしました。
【福山夏生さん(関西低学年の部)】「うれしかった。(手紙に)いろんな味のことを書きました。先生やお父さんにも感謝を伝えたい」
【笠井律希さん(関西中学年の部)】「とってもうれしかった。おそうじのおばさんに教えてもらったことに感謝の気持ちがたくさん。お母さんや学校の先生などの身近な人々に『ありがとう』を伝えていきたいなと思います」
審査員長をつとめたジャーナリストの池上彰さんは、「17年にわたって変わらないのは、こどもたちを思う家族、先生方、地域の方々の愛情です。そして日々自分を支えてくれる方たちへのこどもたちの感謝の気持ちです。普遍的な愛情を深く感じさせてくれた審査となりました」とコメントしています。
■福山夏生さんの「手紙」(全文)
おかあさんありがとう おいしいごはん いつもつくってくれて ありがとう おみせみたいなごはん やわらかいごはん かたいごはん いろんなあじ いちばんすきなのは おべんとうのおにぎり たべるときつめたいけれど たべるとおかあさんのあったかさ おいしいよ
■笠井律希さんの手紙(全文)
おそうじをしてくれるみなさんへ
ぼくたちのマンションのエントランスやろう下をおそうじしてくれているみなさん、いつもきれいにしてくださってありがとうございます。
とくに中庭はいつも花があふれていて、中庭のけしきで季節を知ることができます。
春はちょうや鳥たち。秋にはトンボなど小さな生き物もやって来ます。今年、つゆ入りが発表された六月、学校の帰りにマンションの中庭を歩いていた時ぼくの肩に虫が一匹止まりました。ぼくはびっくりして首をすくめて動けませんでした。
その時、だれかの声がしました。「じっとしてね大丈夫だよ。」マンションのおそうじのおばさんでした。虫を肩からそっと取ってくれました。「カナブンだね。心配しないで悪い虫じゃないからね。」とおばさんは話してくれました。
ぼくは、「ありがとう。」と言いながら笑顔になりました。
やさしくて、親切なみなさん。暑い日の草取りや、風の強い時の、落ち葉集めなどお天気とかくとうしながらのお仕事は大変だと思います。
そしてぼくは美しいエントランスや中庭を見るとあたたかい気持ちになります。ぼくたちもみんなが使う場所を大事に使いたいと思います。これからもお元気でお体を大切にしてください。
律希より