アツアツの鉄板で提供される上州牛のステーキ。
群馬県内で6店舗を展開するハンバーグとステーキ専門チェーン店「G.G.C. 高崎本店」では、物価高が続く中、おかわり無料サービスを実施。
背景にあるのがキャッシュレス決済の廃止でした。

店では2025年9月から6店舗中5店舗で電子マネーやコード決済などを取りやめ、現金とクレジットカードのみに変更しました。
理由は、手数料の負担です。

G.G.C. 高崎本店・石村力店長:
全6店舗あるが、(年間)約600万円くらい手数料でかかっていた。その負担を減らそうということでやめました。

会計時には戸惑う客の姿も見られましたが、これまで有料だったライスのおかわりなどが無料に。
この取り組みにより売り上げもアップし、利益は月に15万円ほど増えたといいます。

G.G.C. 高崎本店・石村力店長:
(導入していたときは)決済方法はこれだというのを考えながら手間取ってしまうスタッフもいたけど、現金とクレジットカードだけだとスッといくので。お会計のスピードは結構上がってます。

キャッシュレス決済を対応していない店は神奈川・藤沢市のラーメン店でも。

同じく手数料の負担を理由に、2店舗のうち1店舗でクレジットカードでの支払いも対応していません。

らーめん能登山 辻堂別館・能登山たかし社長:
現金オンリーです。もう1店舗の本店でキャッシュレスを導入して、思いのほかいろんな数字が見えてきたので、こっちはやってない。

材料費・光熱費が高騰する中、キャッシュレス対応しているもう1つの店舗では月々16万円ほどの手数料がかかっているといい、手数料がゼロになるこちらの店舗ではライス食べ放題で客に還元しています。

客からは「どちらかといえば普段キャッシュレス決済が多い。(でも)ご飯無料がとてもありがたいので、いいサービスかなと思います」といった声が聞かれました。

日本でのキャッシュレス決済比率は2024年に4割を超え、政府は将来的に8割を目指しています。

それとは逆行する形の現金のみの対応について街で聞いてみると、「現金で払って還元してくださったらお互いにいいのかなと思って。ありがたい」という声が聞かれました。

一方で、「私はキャッシュレス派。あんまりお財布持たずスマホだけ持ってピッてコンビニとか行っちゃう」と話す20代女性や、「キャッシュレスだとピッピッて早く済む。やっぱり便利ですよね、私なんかこの年になっても便利。年いけば年いくほど便利」と話す70代女性など、キャッシュレスは便利だという声も聞かれました。