日本維新の会の横山英幸副代表は15日の記者会見で、自身が大阪市長を辞職し、吉村知事も辞職して、都構想実現に向けた「ダブル出直し選挙」を実施する意向を固めていることについて聞かれました。
出直し選挙を実施するかどうかについては「党の役員会と全体会議後に話す」と答えたものの、「出直し選挙を実施するなら」と仮定したうえで、「大義」は「大都市制度に今一度挑戦することについて協議を進めさせていただきたいというのを問うていくことになる」と述べ、狙いは「大阪都構想」の実現に向けたものであることを説明しました。
■「大都市制度に今一度挑戦することについて協議を進めたいというのを問うていく」
まず横山副代表は、知事と共に辞職し出直し選を実施するかどうかについては、党の役員会・全体会議後の会見で述べると発言し、「出直し選をするなら」と仮定したうえで、その「大義」について語りました。
【維新 横山副代表】「まず出直し選の最終的な方針については、本日、党の方で全体会議、役員会と全体会議を開催した上で決定して、夜に会見が予定されておりますので、まず方針については、そこで申し述べたいと思います。
もし『出直し』した場合のいわゆる大義のところかと思いますが、出直しして問うていくのは、副首都として都市制度をしっかり確立していくこと。
すなわち大都市制度に今一度挑戦することについて、協議を進めさせていただきたいというのを問うていくことになると思います」
■府との連携で「思った通りの府市連携にならないリスクをはらんでいる」
そして大阪市長として、大阪府との連携で「思った通りの府市連携にならないリスクをはらんでいる」と主張しました。
【横山副代表】「ここまで大阪府・市として様々な取り組みを今、進めてきました。振り返ると、たくさんの事業もできましたし、大きく今、大阪が成長の軌道に乗ってるっていうのも、僕も大阪府議会議員もさせていただいて、すごく感じます。
一方で、僕は知事と人間関係で、すごくやりとりはしますが、悪意はないにしても、情報が少し入れ違ったり、意思決定が思った通りの府市連携にならないリスクってのは僕は本当に常にはらんでいるっていうのを、この間も改めて、非常に感じます。
誰かがどこかで悪意があるわけではないんですが、狭隘なエリアで、少し重複するような事業を、本来であれば1つのエリアでできるところを、重複することで、悪意はないにしろ、すれ違ってしまって意思決定がバラバラになるリスクっていうのは常にはらんでいる。
一方でここまで意思決定を、何とかすり合わせながら、属人的な対応で進めてきました」
■「副首都と大都市制度の必要性について住民の皆さんに手続きを進めることについて問うていくのが大義」
その上で、維新が与党になり、「副首都の議論が進む中で、副首都と大都市制度の必要性について住民の皆さんに手続きを進めることについて問うていくのが大義」と説明しました。
【横山副代表】「ここにきて、昨年以降大きく政治情勢も変わりまして、あまり私も含めて、多くの皆さんが想定してなかったような国政も含めて政治情勢になっています。
そして政党としても、まさか与党に入って政策実現がどんどん進められる可能性があるというこれまでにはなかった大きな転換期を迎えていると思います。
ここにきて、『日本を多極化していく』という目的のもとで、副首都法案の議論が加速して、改めて日本の中で『もう1つの極を担うエリア』の議論が今加速しています。
こういったところから、いわゆる大阪の成長を描けてきたこのタイミングと昨年以降、政治情勢が変わって、副首都法案の議論が加速する今、今一度、副首都と大都市制度の必要性について住民の皆さんに手続きを進めることについて問うていくというのが、『出直し』をする場合の大きな目的・大義になるのかなと思います」