国家公務員の採用や働き方に携わる「人事院」がまもなく庁舎を移転します。
移転を前に新しい庁舎が公開されました。
人事院が庁舎を移転するのは1948年の発足以来3回目で、2002年2月以来のこととなります。
今度の新庁舎は民間のビルの中につくられ、主要部門をワンフロアに集中して配置しています。
部門間には壁などの仕切りを設けず、フリーアドレスを採用しています。
中でも特徴的なのは、人事院トップの総裁室をはじめとして、幹部の個室がガラス張りになっていることです。
部門間に限らず、上司部下といった階層間も含めて風通しを良くして、業務決定の迅速化をはかるのが狙いです。
全体のコンセプトについては、これから長く新庁舎で働くことになる中堅若手を中心にして決定し、内装やイスなどのデザインの一部については職員の投票で選んだということです。
新庁舎移転プロジェクトのリーダーである長谷川一也審議官は、新庁舎の意義について「人事院は中央省庁の中では小さい組織ではあるが、そこが起こしたことが大きなうねりになることを期待したい」としたうえで、「他の省庁にもフリーアドレスとかABW(アクティビティ・ベースド・ワーキング)といったオフィスの考え方を広げていきたい」と述べました。
人事院の移転は16日から始まり、週末を中心に作業を進め、ほぼ1カ月をかけて行われます。