外国人観光客の誘致を積極的に進めている飯豊町には、この冬も台湾から多くのツアー客が訪れている。人口6082人(2025年11月時点)の飯豊町に、2026年は過去最多となる1万3000人が訪れる見通しで、さまざまな波及効果にも期待が寄せられている。

飯豊町にある「どんでん平スノーパーク」。
一面の銀世界で雪遊びを楽しんでいるのは、台湾からのツアー客。

台湾では雪がほとんど降らない。
そこで飯豊町は、台湾の人たちをターゲットに約15年前から現地・台湾の旅行会社に「山形の雪遊び」を熱心に売り込み、誘客を進めてきた。

年度別の台湾からの観光客数の推移を見てみると、10年前は町を訪れる台湾からの観光客はわずか750人だったが、年を追うごとに順調に増加。
コロナ禍で一時ゼロになったが、コロナ明けに一気に急増。

この冬、予約だけでも過去最多の1万3000人が訪れることになっている。
これは2015年(10年前)と比べると実に17倍。
地道な取り組みによる大きな成果に、町も手応えを感じている。

(飯豊町観光協会・高橋達哉係長)
「毎年夏に、“冬の営業”として台湾に行って、ツアーの一部に取り入れてもらえるようにセールスしている。旅行会社側も『わかっているよ』『送客するから任せとけ』という信頼関係が構築されている」

台湾の人にとって、バナナボートやスノーモービルといった冬のレジャーはどれも新鮮な体験。
約1時間の滞在時間中、目いっぱい雪遊びを堪能した。

(ツアー客)
「雪を見て心が優しくなるよう」
「台湾では山の方に少し雪があるが、こんな風に遊べない。とてもいい経験」

最近は雪遊びをした後、町内の飲食店で食事を楽しむツアーも増えてきている。
町としては今後、町内だけでなく周りの自治体にも波及効果を広げたい考え。

(飯豊町観光協会・高橋達哉係長)
「置賜全域で、広くは山形全域で、広域な連携をとりながら事業を進め、近いところの施設を利用できるような形に広げたいと考えている」

インバウンドの誘客ツールとして大きな成果を挙げている飯豊町の「雪遊び」。
この取り組みが県内のほかの地域にも広がっていくのか? 今後に注目したい。

さくらんぼテレビ
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