大分県大分市の中学校で生徒が別の生徒を暴行している動画がSNS上で拡散されている問題を巡っては、動画だけでなく真偽不明の個人情報もSNSで拡散される事態となっています。

専門家は情報をさらす行為だけでなく、拡散する行為も罪に問われる可能性があるとリスクを指摘します。

◆情報モラルを専門に研究 七條麻衣子さん
「例え事実であったとしても、その当事者の名誉を著しく傷つけたり、 不必要にあおったりするということは、名誉棄損の罪に問われるというリスクもある」

情報モラルを専門に研究し、学校や企業などで研修を行うほか、県警のサイバーセキュリティ対策アドバイザーも務める七條麻衣子さんです。
いま問題となっているいじめや暴行とみられる動画のSNSでの公開。さらに、関係した生徒を特定したとして、名前や住所など真偽不明の個人情報をさらすケースも確認できます。

こうした行為について、七條さんは罪に問われるリスクがあるとして、冷静さを持つことが大事だと指摘します。

◆情報モラルを専門に研究 七條麻衣子さん
「衝撃的な投稿を見てもすぐに反応したりとか、次の手段に移さない。動画を見た人たちが、とるべき行動として 私たちが知らされていないことも多いということを自覚して、まず冷静になること」

また、情報を拡散する行為についても…

◆情報モラルを専門に研究 七條麻衣子さん
「拡散も名誉棄損などほう助するというか、 より影響を大きくするということで、 罪に問われるという可能性はある」


今回の大分市の中学校のケースでは、生徒が教育用のタブレットで動画を撮影したとされています。それでも、七條さんは教育現場でタブレットを使わないとするのではなく、どのような使い方をすべきではないか、タブレットを積極的に活用しながら学ぶことが重要だと話します。

トラブルに巻き込まれないSNSの使い方をいま、改めて考える必要がありそうです。

テレビ大分
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