えさをモグモグと食べる姿や、どっしりとした貫禄のあるお座り姿。
スヤスヤと眠る姿も愛らしいリス科の動物、マーモット。

その姿を間近で楽しめるマーモット専門カフェで、マーモットの命に関わる重大な事件が起きたといいます。

マーモットはヨーロッパやアジア、北アメリカなどの山岳地帯や寒冷な地域に生息する草食動物。

もふもふとした愛らしい姿だけでなく、仲間同士のコミュニケーションとして行う“ケンカごっこ”の様子も可愛いと人気です。

問題が起きたのは、大阪府の「マーモット村」です。

マーモット株式会社 代表取締役・今井英莉さん:
1人で来店した男性が、マーモットにとっては有害なチョコレート入りのお菓子を与えたということが発生した。

利用客が撮影した映像には、男性がトングでチョコレートのお菓子を与えたとみられる様子が記録されていました。

この店では有料でおやつあげ体験を行っていて、トングを使ってキャベツなどの餌やりができます。

店側は、男性がキャベツと一緒にチョコレートを与えたとみています。

マーモット株式会社 代表取締役・今井英莉さん:
(チョコレートを)たぶんキャベツに隠して、見えないようにしてあげていたと思う。(利用客に)入店前に注意事項を渡していて、「持ち込んだ食べ物はあげないように」と事前にお伝えしている。

チョコレートの中に含まれるテオブロミンとカフェインは、マーモットなど多くの動物に中毒症状を引き起こします。

ハグウェル動物総合病院の佐藤貴紀統括院長は、その危険性について「小動物にチョコレートをあげるのは危険度が高い。少しの量でも、もしかしたら死に至ってしまう可能性がある」と指摘します。

チョコレートを与えられたマーモットのわらびちゃんは幸い、チョコレートをほとんど口にしておらず、現在も元気に過ごしています。

店側は今回の件について、警察に相談しているということです。

餌やり体験ができる施設での注意点について、ハグウェル動物総合病院の佐藤統括院長は「動物たちは食べていいものがある程度決まっている。施設が『食べていいよ』『あげていいよ』というもの以外を与えるのは、かなり危険度が高い」として、施設側の注意を守って動物に接してほしいということです。