SNSを通じ知り合った人物から投資をすすめられた60代の男性が約8600万円をだまし取られる詐欺被害にあいました。
奈良県警によると、奈良市内に住む60代の男性は、去年9月、インスタグラムで著名人を名乗るアカウントに投資に関する投稿を見つけ、著名人を名乗る者やそのアシスタント「伊藤」からおよそ2か月にわたって投資の説明を受けました。
男性は「伊藤」を信じて株取引を行うことにし、指定された口座に300万円を送金すると、投資運用アプリ内では利益が上がっているように見えたということです。
また、男性はLINEの投資グループへ入るよう指示され、グループ内では他の参加者から利益が上がったなどの報告がなされていたため「伊藤」への信頼感を増し、さらに5回にわたって2,150万円を送金したということです。
その後、「伊藤」から「IPO(新規上場株式)の募集がある。利益が大きいので応募だけでもしてください」などと言われ、これに応じると当選したと告げられ、株式購入のため指定口座に999万円を振り込んだということです。
その後、IPOに再当選したなどと言われて送金を求められたが、男性がこれを拒否すると違約金の支払いを要求されたことから、計3449万円にのぼる詐欺被害に気付いたということです。
男性は去年10月から12月にかけて「山本」と名乗る人物とSNSで投資に関するやりとりし、同様の手口で計5210万円をだまし取られたということです。
2件の詐欺被害の合計額は、約8600万円にのぼります。
警察は、SNSを通じて「会ったことのない人からLINEに誘われる」「安全・簡単・高配当をかたる投資」「知らない人、会社への振込を求められる」といった話は詐欺なので、警察や家族に相談するよう呼びかけています。