1月に召集される予定の通常国会の冒頭で衆議院の解散に踏み切るのか、高市首相の最終判断が注目される中、立憲民主党の野田代表と公明党の斉藤代表は12日午前、東京都内で会談しました。
突如、浮上した通常国会冒頭での衆議院解散ですが、本当に解散するのかも含めて、フジテレビ・高田圭太政治部長とともに詳しくお伝えします。
青井実キャスター:
突如ですけどビックリしました?予想通りですか?
フジテレビ・高田圭太政治部長:
やはり意表を突かれたと。そもそも1月解散という話は2025年からありはしたんですが、通常国会の召集が23日という時期になったことで、これは予算を年度内に成立させるためには23日での冒頭解散はないとの見方が広がっていたので、やはりビックリ、意表を突かれたという声が出ています。
宮司愛海キャスター:
まさに急転直下だったわけですが、高市首相誕生からの内閣支持率は70%以上の高い水準を保っているということで、支持率が高いうちに解散という見方もできるわけですが、なぜここまで急に解散に踏み切ることになったんですかね?
SPキャスター・岩田明子氏:
事務レベルではシミュレーションはひそかにはやっていましたが、政治判断としてどうして踏み切ろうという動きになったかというと、ベネズエラ情勢は1つ大きな要因としてあるのかなと。トランプ大統領がドンロー主義を掲げる中で、西半球ばかりに集中してしまって東アジアが取り残される。それから4月に米中首脳会談を行って、これがくり返されていくとジャパンバッシングになってしまった時に、これは対中国という意味では日本の外交力が厳しくなるので、各国の首脳と対峙(たいじ)するためには政権基盤を強くしていかなければいけない。安倍内閣の時はそうでしたので、そこが大きいのかなと思います。
青井実キャスター:
そんな中、立憲民主党の野田代表と公明党の斉藤代表が会談して、衆議院解散案について「大義がない」という認識で一致したということですが、最近の解散・総選挙は2021年の「未来選択選挙」、2024年の「日本創生解散」などネーミングがついているわけですが、今回の解散・総選挙があるならば、大義はどうでしょう。
フジテレビ・高田圭太政治部長:
やはり、高市首相としては「高市政権信任解散」という思いだと思います。先ほど岩田さんからありましたように、政権が大事な決断をしてくためには国民の信任というのは一番のパワーになる。安倍さんはそれを何回も重ねて長期政権にしたというわけで、高市さんは“サナエノミクス”といわれる責任ある積極財政だったり、自身の外交について国民の信任を得てパワーにしたい思いがあると思います。
青井実キャスター:
岩田さんはどう考えますか?
SPキャスター・岩田明子氏:
大義は強い経済を作るということと、それから外交ですね。国際情勢が急きょ変わってきましたから、それに立ち向かう力を与えてほしいということだと思います。
青井実キャスター:
外交といいますと“外交ウィーク”。今週は韓国の大統領やイタリアの首相との会談が入っているわけですが、最短で1月27日、もしくは2月3日に公示。そして投開票が2月8日、もしくは15日ということですが、考えられる日程は?
フジテレビ・高田圭太政治部長:
当初、最短の8日投開票という電撃的なものという声が多かったんですが、メローニ首相との一連の外交が終わってから少し余裕をもっての表明・解散ということで、15日という見方もかなり高まってきていまして、最後は高市首相の判断1つです。
青井実キャスター:
2月は動かない感じですか、この段階だと。
フジテレビ・高田圭太政治部長:
冒頭でやらないとほぼ意味がないというか、それ以上延ばすと予算の成立がさらに遅れて影響が大きくなっちゃうんですね。
青井実キャスター:
2026年の予算が議論される通常国会の冒頭での解散となった場合、気になるのが私たちの生活への影響です。
宮司愛海キャスター:
過去最大の約122兆円の2026年度予算案ですが、医療や年金などの社会保障費が過去最大の39兆559億円。それ以外にも高校授業料無償化や公立小学校の給食費無償化なども盛り込まれているわけですけど、冒頭解散となった場合、2025年度中の予算の成立が難しくなって影響が出るということですね。
フジテレビ・高田圭太政治部長:
かなり難しくて、暫定予算、つなぎ予算というものを通せば大きな影響が直ちに出ることはありませんが、ある議員に聞くと予算が年度内に成立しないことでマーケットから一定の信任が失われて、円安だったりいろんな影響が出てくるんじゃないかですとか、地方の事業のお金が止まって、そうしたことの影響が家計にも響いてくると懸念する声はありました。
青井実キャスター:
岩田さん、「やっぱり解散やめました」ということがある可能性は?
SPキャスター・岩田明子氏:
なかなか求心力が落ちてしまいますので、止まらないレベルには来ているかなと思いますが、2017年に安倍首相が解散した時に希望の党ができて、やっぱり「希望の党の勢いがあるから解散をやめてくれ」という声が党内でものすごく高まったことがありましたが、そういったことは検討せず貫きましたので、こういった政局というのは引き返すのは難しいかなと思います。
青井実キャスター:
高田さん、まだ高市さんは言及していないですがこの辺りはどうですか。
フジテレビ・高田圭太政治部長:
高市首相としてはギリギリまで言えないし、野党に攻め込まれることを避けるためにもギリギリまで言わないんですが、自民党内では例えば「麻生さんとかまだ慎重意見だと聞くから何とかそうした意見が通って断念してくれないか」という声もあって、ただ高市さんが決めたら突っ走るということになるんだと思います。
青井実キャスター:
今後どんな発言があるのか注目していかなければいけないですね。
フジテレビ・高田圭太政治部長:
外交日程のウィークになりますが、そんな中でも高市さんの勝負するという気概があふれるところがあるのかないのかということには永田町は注目しています。