山梨・上野原市の扇山で8日に発生した山火事は、発生から30時間以上経過した9日夕方も燃え続け、住宅まで約100メートルに迫った。自衛隊ヘリも加わり消火活動が続くが、強風と乾燥で延焼が拡大し、鎮圧のめどは立っていない。市は76世帯143人に避難指示を出し、10日からの3連休は、山梨県で風が強まる予想でさらなる延焼が懸念される。

火の手が住宅の裏手にまで…

9日午後5時ごろ、山梨・上野原市の空から撮影した映像では、山の斜面に赤い炎が確認できる。

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山梨・上野原市の扇山で起きた山火事は、発生から30時間以上がたった今も燃え続けている。

記者リポート:
山の頂上付近には一筋、赤く燃えているのが分かります。山の下を見ると、すぐそこには住宅があります。火の手が住宅のすぐ裏手に迫っています。

澄んだ空に映える富士山、その手前では山から白い煙が立ち上り、広範囲にわたり上がっているのが確認できる。

午前11時過ぎ、煙の出どころには赤い炎が見える。
斜面の落ち葉に燃え移っているのか、炎が燃え広がっていた。

山梨・上野原市の扇山で8日に発生した山火事。
火の手は、あと100メートルで住宅地に達しようとしている。

正午過ぎ、住宅のすぐ裏手に煙が出ている場所があった。
かなり煙が勢いよく出ていて、上空から放水されたが、風の影響からか、水が狙ったところよりも右に流れていったとみられる。

9日からは自衛隊のヘリも加わり、消火活動が行われた。

自宅から煙が見える住民を取材している最中にも、放水は繰り返されるが…。

近隣住民:
(Q.火の勢いは弱まっている?)弱まってないですね。強まっている気がします。

山火事は8日午前11時前、山中の神社で発生。その直後に撮影された映像では、煙が上がり、オレンジ色の炎も確認できる。

住宅地から約700メートルの場所で上がった火の手は一夜明け、9日朝には200メートルまで、そして正午には150メートルに接近。

消防によると、午後2時の時点で住宅までの距離はわずか100メートルまで迫った。

近隣住民:
怖いですね。自分の力ではどうにもならない。(火が)すごく迫っていますね、こっちに。きのうはもっと上だった。

「上の方はホースの水が届かない」鎮圧のめど立たず

上野原市では8日、風が強く吹いたことも延焼が広がった原因の一つとみられている。
9日朝、地元の消防団が撮影した映像では、生い茂る木々の中に炎が見えた。

別の写真では、乾燥した落ち葉に火が燃え移り、勢いよく延焼していることが分かる。

現場を見た消防団員は「火の海みたいになっていたので、火がついたやつ(枯れ葉)がボンと違う場所へ転々と飛んでいく」「上の方はホースの水が届かない。消防自動車だけでは、山の火事は消火しきれない」と話した。

そして、日没後の午後5時過ぎに空から山を見ると、山頂付近で炎が出ているのが確認でき、結構大きく炎が上がっているように見える。山頂から山のふもとに向かって燃え広がっているのが分かる。

上野原市は76世帯143人に避難指示を出した。ただ、鎮圧のめどは立っていない。

10日からの3連休、関東甲信で最大瞬間風速は30メートルの暴風となる予想で、山梨県でも風が強まり、延焼の拡大が懸念される。
(「イット!」1月9日放送より)

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