町の職員に対するパワハラ疑惑をめぐり、色麻町議会の天野秀実議長が、議長職を辞任する意向を固めました。天野議長は仙台放送の取材に対し「自分が全て飲み込まないと町民に迷惑がかかる」と決断の理由を話しました。

本来であれば1月9日、議案審議が行われているはずの議場に、人の姿はありません。

色麻町議会では、議長の進退をめぐって、町議全員がボイコットする事態に発展しているのです。

色麻町議会 天野秀実議長
「去年は、私の議長としての執行において多くの問題が生じ、町執行部、そして町民の皆様に多大なご迷惑とご腐心をおかけしましたことを、心よりおわび申し上げます」

天野秀実議長(70)をめぐっては、去年8月、議会事務局長に対し書類を机に叩きつけ、「職員を辞めろ」などと発言した行為がパワハラにあたるとして、議会で2度にわたり、不信任決議案が可決されていました。

また、1月6日には、辞職勧告決議案が全会一致で可決され、天野議長に対し、議会は14日までに進退について回答を求めていました。

「被害者への聞き取りが行われていない」など、調査不足を理由に、議長職にとどまり続ける天野議長の対応が注目された中…。

天野議長は8日、早坂町長などに議長職辞任の意向を伝えたということです。

色麻町 早坂利悦町長
「議会は住民の代表で審議いただく。代表になる人たちの審議が得られないのは大変困る。議長辞職で、本来の議会の正常化が戻るだろう」

天野議長は9日午後、仙台放送の取材に応じ、「議会は主観と感情で突っ走っていて、納得していない」と議会の調査不足を改めて指摘しつつも、「自分が全て飲み込まないと町民に迷惑がかかる」と、混乱を収拾するために辞意を固めたと説明しました。

仙台放送
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