熊本県内で去年1年間に発生した特殊詐欺やSNS型詐欺の被害額が30億円を上回り過去最悪となったことが警察への取材で分かりました。
熊本県警は「一度も会ったことのない人にお金の話を持ち掛けられた時は、一人で判断せずに相談してほしい」と呼び掛けています。
熊本県警によりますと、去年、県内で確認された特殊詐欺の被害は219件で、被害額は約11億円。前の年と比べて件数は106件、被害額は6億5000万円増加しています。
手口の約6割が『オレオレ詐欺』で最も多く、このうち約7割が警察官をかたる『ニセ警察詐欺』だったということです。
また、被害者の年齢別でみると、80代以上が23.7パーセントと最も多い一方で、20代が16パーセントで次に多く、年齢を問わず被害に遭っていることが分かります。
また、SNSのマッチングアプリや広告などを悪用したSNS型詐欺については196件の被害が確認されていて、被害額は約20億円。こちらも、前の年から91件、およそ8億円増加しています。
手口別では『投資への誘導』が最も多く、あらゆる年齢層が被害に遭っています。
県内では特殊詐欺とSNS型詐欺の被害額が合わせて30億円を上回っていて過去最悪となっています。
詐欺被害に遭わないために注意すべき点をまとめました。
留守番電話機能を活用して知らない電話番号や海外からの着信には出ない。
また、相手が「警察」を名乗った場合は勇気をもって一度、電話を切ることなどが重要です。
警察は「一度も会ったことのない人にお金の話を持ち掛けられた時は、一人で判断せずに相談してほしい」と呼びかけています。
また最近では、個人だけではなく会社などを標的にした『ビジネスメール詐欺』という新たな手口による詐欺被害も発生していて注意が必要です。