政府は韓国の李在明大統領との首脳会談を来週、高市総理の地元・奈良県で行うと発表しました。いったいどのようなおもてなしをするのでしょうか。

きょう=9日の定例会見で木原官房長官は、韓国の李在明大統領が来週13日に来日し、奈良県で日韓首脳会談を行うと発表しました。

高市総理は去年10月の就任会見で日韓関係の重要性を強調。その後、韓国で開かれたAPECに参加し、李在明大統領と初めての会談に臨み、「日韓関係を未来志向で安定的に発展させていくこと」で一致しました。

【高市首相」】「今の戦略環境のもと、日韓関係、それから日韓米の連携の重要性はいっそう増していると考えます」
【李在明大統領】「互いの経験を共有し協力すれば国内問題だけでなく国際問題も解決できるでしょう」

またこの会談では「シャトル外交」を積極的に実施し、両政府間で緊密に意思疎通を続けていくということも合意。

開催地について李在明大統領は「できれば奈良県に行こうと申し上げた。高市総理から良い感触を得た」と話していました。

■日韓首脳シャトル外交 2004年に始まるもその後、途絶える 

「シャトル外交」とは、首脳が互いの国を頻繁に行き来して会談を重ねること。

「日韓シャトル外交」は両国の文化交流が盛んになった2004年に始まりましたが、靖国神社参拝への反発やいわゆる慰安婦問題をめぐる物別れなどで、中断と再開を繰り返してきました。

高市総理は就任時、「(日韓関係に)ご懸念あるようでございますが、韓国のりは大好き、韓国コスメも使っています、韓国ドラマも見ております、大統領とお目にかかれるチャンスを作れることをとっても楽しみにしております」と話していました。

奈良県で首脳会談が開催れるのは異例のこと。複数の政府関係者によると、14日には、建築様式が朝鮮半島の文化の影響を受けているとされる法隆寺に高市総理が李大統領を案内する方向で最終調整しているということです。

■高市総理の地元の奈良 地元は期待高まりつつ…

総理となってからは、初めての「お国入り」となる高市総理。

「さなえちゃん紅白まんじゅう」などを販売する土産店では…

【土産店の女性】「(日韓首脳会談の)まだ影響はないんですけどせっかくいらっしゃっていただくって事なんで期待はしたいです。これを機会に奈良にも遊びに来てもらいたい」

【奈良市民の女性】「警備大変だろうなとは思うけど、奈良が活性化するといいな」

期待の声がある一方で、こんな声も…

【奈良県民の男性】「韓国とは昔からいろいろあるわけで、隣の国やから仲良くちゃんとしてもらわんと…

韓国もだいぶ昔に比べたら仲良くなってきてるから今は問題と思わないけど、いまの感じで保守的に強くでたらまた悪くなるか心配やね」

木原官房長官は、「首脳同士のやり取りを通じ、二国間関係のさらなる進展に向けた議論ができるのでは」と期待を示しています。

■アメリカを極東にコミットさせるための極めて重要な会談になる

京都大大学院の藤井聡教授は「日韓、日米韓の3か国の関係は極めて重要」と話し、このタイミングでの日韓首脳会談の重要性を寄指摘します。

【藤井聡教授】「極東は台中問題が喫緊の課題になっているが、ここで重要になってくるのがアメリカの存在。トランプ大統領は『ドンロー主義』とも言われる、西半球の問題だけコミットするという方針を示しているなかで、アメリカが極東においてしっかりとプレゼンスを保つということが、極東の安全保障を保つうえで極めて重要。

アメリカは、自国より遠いところの問題は『地元の人がちゃんとやってたら協力しますよ』というスタンス。極東で地元の人とは日本と韓国。

日本と韓国がと安保面でもでも経済面でもしっかりと連携をくむことが、アメリカの極東におけるコミットを深めることにつながる必要条件。このタイミングの奈良での会談は非常に重要な意味を持つ」

(関西テレビ「newsランナー」2026年1月9日放送)

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