岩手県八幡平市で1月8日、厳しい寒さの中、白装束の女性などが地域を練り歩く「平笠裸参り」が行われました。
参加者たちは2026年一年の無病息災を願いました。
8日の裸参りには地元住民など32人が参加し、八幡平市平笠の宮田神社から出発しました。
齋藤優花記者
「冷たい風が吹きつけ、参加者は厳しい寒さの中、力強く一歩ずつ前に進んでいます」
平笠裸参りは、江戸時代中期に岩手山の噴火を鎮めるために始まったとされ、今では全国的にも珍しい女性中心の荒行として知られています。
参加者は雪の中、神様を迎える目印の棒「験竿(げんざお)」を持ち、地元住民の家の前で一礼、無病息災や家内安全を祈願していました。
8日は、2ヵ月かけて手作りしたしめ縄や草鞋を身に付け、約8kmの道のりを5時間かけて練り歩きました。
地元の参加者からは「去年より今年はすごく寒いです。今年一年の家族の健康と自分の健康を願いながら歩いていました」「大変だけどみんなで参加して、地域を興す活動になればうれしい」などの声が聞かれました。
一行が街を練り歩いていた午前11時30分ごろの八幡平市岩手松尾の気温は氷点下2.3℃。
凍てつく寒さの中、参加者は凛とした表情で地域の安全を祈りながら一歩一歩踏みしめていました。