海の紅葉と呼ばれる「シチメンソウ」を来年も多くの人に楽しんでもらおうと、市やボランティア団体などが種まきをしました。

秋の東与賀海岸を真っ赤に染め、海の紅葉とも呼ばれる「シチメンソウ」
塩分の多い土地に生える塩生植物で、環境省の絶滅危惧種にも指定されています。

23日は来年に向けた種まきがあり、「シチメンソウを育てる会」や市などから約20人が参加。
広さ3000平方メートルの干潟に約7キロの種をまきました。

シチメンソウは、約7年前に大規模な立ち枯れが発生していて、徐々に回復しているものの、まだ生育不良の場所もあります。

【シチメンソウを育てる会 石丸義弘会長】
「2018年に皆立ち枯れしてしまって全部なくなりました、当時。やっとここまで復活してきたところです。10月のシーズンにですね、赤くなって県内外から皆が来てもらってわっと言ってもらいたいですね。東与賀の、佐賀市の誇りですからこのシチメンソウは」

市の担当者によりますと、大雨でヨシや流木などが覆いかぶさった場合、シチメンソウの生育不良の原因の一つになるということです。

サガテレビ
サガテレビ

佐賀の最新ニュース、身近な話題、災害や事故の速報などを発信します。