熊本市教育委員会は、熊本市立白坪小学校で教職員がプールの排水弁の操作を誤り、大量の水を流出させたと発表した。このミスによる追加の水道料金は、約300万円と推定され、市が税金で補填することになる。
小学校のプールの排水弁を誤操作
熊本市教育委員会によると、2025年6月2日に熊本市西区の白坪小学校のプールで、水泳の授業の準備を行っていた教職員3人が、凍結防止用の排水弁を閉じておくべきところを誤って開けてしまい、7月17日までの46日間にわたり水を流出させたという。

上下水道局から使用料の増加について連絡があり発覚。6月から7月にかけての学校全体の水道使用量は約1万1000立方メートルで、2024年に比べ料金は約300万円高かったという。

熊本市教委は、操作について示したラベルが経年劣化ではがれていたことが原因とみている。熊本市教委は、教職員3人は故意でないことなどから賠償請求はせず、市の税金で補填するものの、不適切な処理に当たる可能性があり、懲戒処分を検討するという。

白坪小のプールは平成29年に完成比較的新しく、同じ構造をもつ市内の57校のプールについて、熊本市教委はわかりやすい識別表示にするなど対策を行う方針だ。
(テレビ熊本)
