１２月２０日朝、宮城県大和町の山林で、頭に傷を負った男性が死亡しているのが見つかりました。近くにはわなにかかったクマがいて、警察は男性がクマに襲われたとみて調べています。
男性が見つかったのは大和町吉田の山林で、２０日午前８時すぎ、猟友会から「人が倒れているのを発見したが、クマがいて近づけない」と警察に通報がありました。
記者リポート
「規制線から１００メートルほど先で男性が倒れていたということです」
警察などが駆け付けると、イノシシ用のわなに体長１．３メートルほどのメスのクマがかかっていて、その場で殺処分されたということです。
警察によりますと、死亡した男性は若林区に住む無職の加藤光男さん（８９）と判明しました。
大和町によりますと、加藤さんは町外の猟友会に所属していて、加藤さんと連絡がとれなくなった家族の依頼を受けた町の猟友会がわなを確認し、加藤さんを発見したということです。
現場近くの住民
「冬はもう冬眠しているというか、この辺に出ないのかなという思いでいたんだけど、クマはまだ活動しているんだな」
警察は加藤さんがクマに襲われた可能性が高いとみて、調べています。
