宮城県名取市の駐車場で赤ちゃんの遺体が見つかった事件で、遺体は12月17日夜から18日朝にかけて遺棄された可能性があることが分かりました。遺体は死後数日が経過し、一部、腐敗していたということです。

18日午前7時ごろ、名取市増田にある認定こども園の駐車場で、近くを通りかかった人が生まれて間もない男の赤ちゃんの遺体を見つけ、警察に通報しました。

遺体は裸の状態でアスファルトの上に置かれ、目立った外傷はなく、一部が腐敗していたということです。

こども園を利用する保護者
「小さいお子さんが多い場所なので、こういう事件が起きるのはショック」

遺体が遺棄されたのは、こども園に隣接する駐車場です。

園によりますと、遺体発見前日の夜、職員や保護者が駐車場を利用した際には、異常は確認されなかったということです。

警察は17日夜から18日午前7時ごろまでの間に、遺体が遺棄された可能性があるとみて調べています。

駐車場は柵やゲートで囲まれていますが、近くに住む人によりますと…。

近所の住民
「駐車場は近道、ショートカットで、近くの人が通るので人目は結構ある」

門間陸斗アナウンサー
「現場と隣接するもう一つの駐車場から見ていると隔たりがなく、あちらからも通り抜けられるようになっています」

正面のゲートが閉まっていても、反対側に人が通れるスペースがあるといいます。

遺体はその付近に遺棄されていたとみられ、19日朝、重点的に捜査が行われたようでした。

さらに、通り抜けできる反対側の出入口付近でも、鑑識作業が行われました。

警察は19日、司法解剖を行い、死因や身元の特定を進めています。

仙台放送
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